ブラジル出身で現在ロサンゼルスを拠点に活動するDJ / EDMプロデューサー・FTampa。エネルギッシュなビッグルーム・サウンドばかりで、聴いたらジャンプせずにはいられない。13歳の頃、バンド活動を始め、音楽に関わってきたある日、FelgukのCDに収録されていた“Do You Like Bass”を聴いてEDMの虜に。2010年よりプロデューサー業を始めた。2013年にHardwellが、FTampaのナンバー“Kick It Hard”をTomorrowlandのメインステージでプレイしたのをきっかけに大ブレイクしたFTampaに日本の印象や、新曲「Stay」について訊いてみた。

 

DJMag: 新曲「Stay feat. Amanda Wilson」について、詳しく伺いたいと思います。新曲についての周りの反応はどうですか?

FTampa: 最初に“Stay” を流した時、予想以上の好反応で感激だったよ。ブラジルのTomorrowlandでのセットだったんだけど、まだ、誰もこのセットを聞いたことがなかったんだけど、すごく盛り上がっちゃってね。それ以来、毎回このセットをかけてるけど、僕のショーの中で一番の盛り上がりになってるね。

 

DJMag: あなたの楽曲は、いつもエネルギッシュな印象ですが、ブラジル人としての何かを感じますか?

FTampa: もちろん。バンドで活動していたころから、僕はいつもエネルギー溢れる曲を用意するんだ。僕の音楽で、観衆が、飛んだり、跳ねたり、叫んだりしながら踊る姿を見るのは毎回興奮するよね。だけど、今はちょっと違うタイプの音楽も始めてるんだよ。皆に早く聞かせたいよ。

 

DJMag: デビュー以来、大きく飛躍していますが、どのようにそれを達成したと思いますか?

FTampa: 情熱、粘り強さ、練習と勤勉さ、かな。この4つを兼ね備えて人間は、誰も、希望する何かになれると思うんだ。簡単には成し遂げられないけど、だからこそ、やりがいがあるわけだし。常に挑戦して、自分の限界を超える、ってことだよね。

 

DJMag: 日本の第一印象は何ですか? 何か日本と関連性を感じるところはありますか? また、それはどうしてですか?

FTampa: 初めて東京を訪れたとき、感動したよ。素敵な街だし、文化も素晴らしいし、人々が本当に親切だよね! マジで日本大好き!みんな優しいし、ブラジル人みたいだなって感じるよ。おかげで日本人に会うたびに、すっごく親近感わいちゃって話しやすいんだ。僕の右腕には東洋風のタトゥー入れてるんだけど、日本の文化には尊敬の念しかないね。

 

DJMag: あなたにとって、DJMagはどんな存在ですか?

FTampa: DJMagは、エレクトリック音楽シーンの最新情報発信や、DJとか関連事業の広告宣伝プラットフォームとして最高だと思うよ。Top100DJsのランキングはすごい有名だし、EDM業界のガイダンスに必ず使われているよね。大事な点はさ、このランキングシステムが、どのDJが誰より上手いかってランキングじゃなくて、競争とかと関係ない点だよね。

 

DJMag: 日本のファンへメッセージをお願いします。

FTampa: 日本の皆さん、いつも応援してくれてありがとう。皆と一緒にパーティする日が待ち遠しいよ。たくさんの新曲を用意しているし、あと、僕は毎回僕のショーでしか流さないトラックも用意しているから、楽しみにしててね!

 

2015年には、既にRock In Rio Las VegasやTomorrowlandでプレイし、一気にトップDJの仲間入りを果たしている。デビューして、たった数年でここまでの大躍進は他に類を見ない。毎日10時間以上DJやプロデュースに時間を割く努力家は今後どうなっていくのだろうか。

 

FTampa『Stay feat. Amanda Wilson』

2016年7月15日~ Beatport、Apple Music他主要サイトにて配信

 

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