フランス出身のエレクトロニック・ダンス・ミュージック・プロデューサー/DJであるTom Tyger。近年、DJ MAG TOP 100 DJs 2016で29位に輝いたNicky RomeroのProtocol、同ランキング50位のFedde LeGrandのFlamingo、同ランキング79位のLaidback LukeのMixmash、KryderのSosumiなどから次々と新曲をリリースし、EDMシーンで一目を置かれる存在となっている。Tom Tygerにしかできないファンキーなスタイルとダーティーなベースラインで多くのファンが毎回大熱狂する。そんなTom Tygerに新曲「I Need U」について、そしてDJ Magについて訊いてみた。
Q1. 新曲”I Need U”が、12月16日にリリースされ、聴かせていただきました。このトラックに関して、詳しくお伺いしてもよろしいですか?
このトラックをリリースできてとても嬉しいよ。特に、MelsenとProtocol Recordingsに関しては、みんな協力的で、色々と貢献してくれてよかった。このトラックは、クラブ系でありながらキャッチーで、自分では良い出来だと思ってる。この曲に関しては、クラブでもフィットするし少しいじればフェスでも起用できることかな。
Q2. Melsenとは、どのような感じで一緒に仕事をすることになったのでしょうか?
長い間、一緒にトラックを作る話は出ていて、ある時彼がベースラインのアイディアを送ってきてくれたんだ。それをすごく気に入ったから、そこからどんどんいじり始めてできたトラックが、”I Need U”。
Q3. 今年は、いかがでしたか?一番印象に残っていることを教えてください。
僕にとって、今年はありがたいことに忙しかったね。確か、11曲ほどリリースして、この業界では有名な方々にサポートしてもらったんだ。それに、世界中を回りいろんな素晴らしい人たちと会えたよ。すべてが、素晴らしい経験になったから、これひとつとは、選べないよ。
Q4. 作曲するときに、どのようなものにインスパイアされますか?
これに関しては、ルールはないね。最終目標としては、常に新しいテイストのトラックを世の中に排出することだと思うから、それを常に意識しているよ。
Q5. DJ Magの“Top 100 Clubs”の投票が、再び始まりましたが、お気に入りのクラブを教えてください。
ロンドンにあるMinistry Of Soundが、一番のお気に入りだよ。みんなのエネルギーが素晴らしすぎるね。
Q6. この業界にいて、誰に一番影響されましたか?
色んなアーティストに影響されたし、今でも影響されているよ。例えば、モーツアルトは大好きだし、The Beatles, Pink Floyd, Air, Bob Marley, Nirvana, Fatboy Slim, Police, The Doors。最近のアーティストだとJungle, James Blake, Lana Del Rey, Sebastien Tellierとかかな。感情的にさせてくれる音楽が好きなんだ。正直なとこ、EDMを聴くことはそんなにないかも。
Q7. 今後の活動について教えてください。
母国のフランス、スイス、ドイツでやるsickなショーが待っているんだ。来年も新しいことをやり続けるからすごく楽しみだよ!
Q8. DJ/Producerとして、 DJ Magはどんな存在ですか?
DJ Magが、築き上げてきたコミュニティーは壮大であり、成長したいアーティストとしてはベストなプラットフォームだと思うよ。実際、今でもこの業界で一番影響力のあるメディアだしね。
Q9. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。
フランスから皆さんへこんにちは、いつもサポートしてくれてありがとう。近々日本で会おう!
EDMシーンから一目を置かれているDJ・プロデューサーとして「Tom Tyger」の名は、今や世界で知られている。様々な楽曲をProtocolやFlamingoなどの名高いレーベルから次々とリリースし、着実に世界中の多くのファンに興奮を届け続けている。また、Fedde Le GrandやLaidback Lukeらとも共演を果たし、ファンだけではなく一流DJたちからもその実力を認められている。次はどんな楽曲を私たちに届けてくれるのか、注目しておいて損はないだろう。