DJ MAG TOP 100 DJs 2017で5位に輝いたTiëstoの一番弟子と言われるアーティスト 、MOTi。2012年にリリースした“Circuits”と“Kinky Denise”でその才能を開花させ始め、Tiëstoとのコラボ“Back To The Acid”を発表して以来、世界中のビッグレーベルから、ソロ曲はもちろんのこと、Martin GarrixやBlasterjaxxなどとのコラボ楽曲を発表し続けている。日本でのショーを行ったこともあるMOTi に最新曲や今後のスケジュールなどを訊いてみた。
Q1. 最新リリースに関して質問させて頂きます。何にインスパイアされてこの曲を書いたのですか？
“Just Don’t Know It Yet” は、今年に入ってリリースした曲の中でも、一番のお気に入りだよ。このトラックは、前から作りたかった曲調なんだけど、いろんな事情もあり、当時は表現できなかったんだ。これは、夏にぴったりの曲だと思うし、ぜひみんなにも聴いてもらい、いい気分になってもらいたいよ。
僕にとってこの曲は、「必ず諦めてはいけない」という意味を持っていて、自分自身を信じている限り、どんな壁も乗り越えられると思っているよ。どんな状況に置かれていても、その場のベストな方法論、解決策を導き出して、自分を満足させるべきであり、それで同時に他の人たちもハッピーにさせれたらより自分も嬉しいよね！
Q2. 今までのトラックと比べて、この新曲はどのように特別ですか？
僕は、すでに長いキャリアを持っているよ。実は、2007年に別名で活動していた時にリリースしたのが、全ての始まりなんだ。もちろん、今の地位に辿り着くまでに、幾つもの山場を越えてきたよ。音楽を創っている者からすると、常にハードワークをしなくてはいけなくて、サボればその分、次の年に倍以上の負荷がかかるし、それなりに難しくなってくるよ。
今回の、“Just Don’t Know It Yet”は、娘が生まれてから初めてプロデュースした曲で、娘に対してベストなお父さん、人間であるべきとモチベーションを上げてくれる作品として捉えているよ。
Q3. 今年の調子はいかがですか？
今年は、調子がいいよ。７ヶ月前に父親となり、プライベートも充実しているね。それもあって、今まで以上に音楽に対して真剣になっているよ。2018年の後半戦は、大物とのコラボ、オリジナルシングル、AAAアーティストのリミックスなど楽しみが待っているよ！
Q4. 自分の今のセットで欠かせないトラック一つか二つ教えてください。
“MOTi ft. Faye Medeson - I See Light In You”
これは、Big Roomのトラックで、ギターのブレイクダウンが絶妙だし、Faye のヴォーカルも素晴らしいね。これは、MOTi独特な曲だよ。
“Galantis ft. Uffie - Spaceship (MOTi Remix)”
今年のリミックスの中でもお気に入りだね。GalantisのNo Moneyもリミックスしたんだけど、彼らのファンもリミックスに満足してくれて、本当に嬉しかったよ。それで、今回は、自分からリミックスの依頼をしてFuture House/Big Room的な感じに仕上げたんだ。2006年にUffieがリリースした “Ready To Uff”で、虜になり、彼のファンでもあるから２倍楽しかったよ。
Q5. 今までで一番印象に残っているギグやショーを教えてください。
僕が一番鮮明に覚えているギグは、ポルトガルの RFM SOMNIIだね。今までで初めてあんな大勢に僕の曲を歌ってもらい、踊ってもらったことがなかったから衝撃的だったよ。今でも鳥肌が立つよ。
日本でのショーに関しては、初めて来日した時のageHaでのショーだね。エネルギーがある観客で、多くのファンが足を運んでくれたのを覚えているよ。実は、あの後急遽一週間長く滞在していたんだ。とても興味深い、素晴らしい場所だったよ。
Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。
今まで常にサポートしてくれて本当にありがとう。日本には、近々また招待してほしいよ。みんなには、自分が追求していることに対して、素直に取り組み、それをつかんでほしいよ。自信を忘れずに、粘り強く、努力を欠かさなければ自分が求めている幸せを手に入れられるはずだよ。
BE HAPPY! LOVE YOU!
楽曲リリースが一流なのはもちろんんこと、そのパフォーマンスでも多くの観客を魅了するMOTi。世界各国の有名クラブでのショーや、EDCやCreamfields、Nocturnal Wonderland、Tomorrowlandといったビッグフェスからも引っ張りだこ状態だ。2018年の夏も世界中を飛び回る予定のMOTi に今後もぜひ注目していっていただきたい。