世界で話題を作り続けるウクライナ出身の女性DJ・プロデューサーTERI MIKO。エネルギッシュなパフォーマンスと、卓越したプロデュース能力に、多くのトップアーティストが一目を置く存在だ。Vestax scratch competitionで優勝した日から、世界へ活躍の舞台を広げている彼女に今回DJ MAG JAPAN独占インタビューを実施し、TiestoのレーベルMusical Freedomからリリースした新曲や今後の予定などを訊いてみた。

 

Q1. 最新曲について教えていただけますか? 

今回の曲は多くの時間とエネルギーを注ぎ込んだことと素晴らしいボーカルサンプルをもっと活かしたいという思いから、皆さんにとってただ特別な曲になってほしいと思っているわ。

このサンプルを聞いた時、素晴らしいトラックができると確信していたし、美しいメロディブレイクにダークなテイストを加え、サビ部分はハードなサウンドを強調することで完璧なコントラストを表現できたと思っているわ。私がメロディを作って、そこにGojaがハードでダークなテイストを加える。かなり時間がかかった曲だけど、それに値する曲ができたと確信しているのよ。

 

 

Q2. Gojaとのコラボレーションについて教えていただけますか?

Gojaと初めて会った時、すぐにコラボレーションしてみたいとおもったの。プロダクションとサウンドエンジニアリングにおいて彼らは間違いなくトップクラスだわ。だから、自身のアイデアを模索してから、彼らに伝えてみたの。

最初、このトラックはダブステップ、ドラム&ベース的な175bpmのハイテンポで実験的なサウンドに仕上げたかったんだけど、Gojaが160bpmで彼らの代名詞であるメタリックなトラップを私のメロデイラインと完璧にマッチした曲に仕上げてくれたの。私たちのお互いのスタイルをこの曲は存分に表現してくれていると思うわ。また近い将来必ずGojaとまたコラボレーションをしてみたいと思っているわ。

 

Q3. ご自身のこれまでのトラックと最新曲の違いなどを教えてください。 

私のトラックはすべて何か特別なテイストを持っているの。なぜなら常に多くの時間とエネルギーを使って自身が100%満足できるまでとことん突き詰めているから。”All I want”がそのいい例だと思うわ。それとTiestoのレーベルMusical Freedomからリリースできたこともこのトラックを特別なものにしてくれているの。彼のコンサートに行っていた私のような女の子からしたら夢のような話だったわ。

 

 

Q4. 最新のセットリストの中で必ずプレイする曲を教えてください。

Kanye Westの‘Power’ かな。私たちの世代ではベストソングのうちの一つだと信じているわ。もう一つはDyro & Gojaの‘Alive’。128~130 bpmの楽曲の中では最もパワフルな曲の一つだわ。両曲とも私のお気に入りなの。

 

 

 

Q5. 今後コラボレーションしてみたいアーティストはいますか?

たくさんいるわ!Dyro、Nghtmre n Slander、そしてSkrillexとのコラボレーションが実現したら本当に嬉しいわ!

 

Q6. 日本のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

ベースミュージックを愛する日本の皆さんが‘All I Want’ を愛してくれることを願っています!すぐにお会い出来ますように!

 

 

毎日のように世界中でパフォーマンスを行い、ファンを興奮させている傍ら、LED Sessionsという自身のウィークリーラジオショーで世界中に自身の音楽や情報を発信し続けるTeri Mikoのバイタリティには常に驚かされる。LED Sessionsは、今や北米、ヨーロッパ、アジア、そしてインドなど35の国と地域で配信されるようになり、世界的アーティストへの道を着実に歩んでいる。近い将来TOP 100 DJsにもランクインするに違いない彼女に、是非今後も注目して頂ければ幸いだ。

 

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