真のエレクトロニック・ミュージックの聖域、Privilegeは世界で最も歴史的なナイトスポットの1つだ。Privilegeが70年代にクラブ・San Rafaelの名前でスタートした当時、ヨーロッパの観光客で地元の人々が肩をこすり合うような小さなバーが付いた、地域のスイミングプールに過ぎなかった。新しい所有者の下で、このクラブは今日の快楽的なハウス・ミュージックの天国に転換して、80年代に調子を取り戻し、現在も順調に歩んでいる。音楽面では、Privilegeは時代と共に徐々に変化しており、2000年代を通して、Armin Van Buuren、Tiestoと他のトランス大物のレジデンシーを主催する一方、長年の名物イベント“Manumission”と“SuperMartxé”で、まだ毎週クラブに大勢の観客を呼び寄せている。

世界最大と謳われるメインルームは航空機の格納庫サイズと同様で、天井まで25ｍの高さがあり、それに加え2つのVIPエリア、14箇所のバー、庭園、チルアウトのスペースもいくつかある。PrivilegeのVistaクラブはアンダーグラウンドのサウンドで有名である。特にDarius Syrossianの“Do Not Sleep”なんかは来シーズンにブースでプレイする週末のゲストDJに歓迎されること間違いなしだ。