1959年にオープンしたブルガリアのソフィアに位置するYalta Clubだが、ブルガリア初のエレクトリックミュージックを取り入れたクラブとして認知され始めたのは80年代後半から90年代初頭である。その時以来、Yaltaは世界的アーティストに出会えるブルガリアで唯一のクラブとしての評価を博し、その名の通り昨年もDyed Soundorom、Shonky、Guy J、Victor Calderone、Matador、Âme,Moodymanc等がこのクラブでパフォーマンスを行った。TakeOver、No Orders、そしてElegant Touchという3つの看板イベントが有名だが、これらは当クラブのレジデントDJ Liubo、Ursiny、Runo、そしてDiassを中心に企画されるイベントだ。

Liudoは“僕たちは常に新しくフレッシュで次世代の世界中のアーティストがプレイするプログラム作りを心掛けているんだ。このアイデアを生かすにはフェスティバルよりもクラブ形式でプレイする必要があるんだ。例えばオープンからクローズまでぶっ通しで回すなんてフェスティバルでは不可能でしょ？”と語る。

Meyer Soundのサウンドシステムをメインフロアとセカンドフロアの両フロアに搭載し、インダストリアルなデザインの内装が特徴的であるYalta Club。Liudo曰くYaltaは今後さらにオープンなブッキングプランによりこの夏をがっつり盛り上げてくれるようだ。Yaltaは今やソフィアで最も熱いクラブではないだろうか。