多くの人からすると、こここそがイビザであろう。1967年にイビザ島でオープンしたこのクラブは、世界各地で展開されつつあるが、チェリーをロゴとしたこのクラブにとってのホームは、イビザしかない。つまり、イビザのハートでもあるこのクラブが、Top 100 Clubsの上位にいて当たり前なのだ。

スーパークラブと言われる由来はもちろん、そのスタイル、サイズ、照明、音響システムにあるが、他のクラブとは比べ物にならない歴史がこのクラブにはある。しかし、それだけでは上位にランクインできないのがこのTop 100 Clubsであり、もちろんそれをサポートするのが、彼らプロデュースのここでしかできない大型イベントで、最先端音楽を世界中の快楽主義者に提供し続けていることだ。

去年の夏には、Maceo PlexやNic Fanciulli、Hot Since 82、MK、Bob Sinclar and Solomunなど世界的ビッグネームをサポートしたのが、自慢のレジデントDJたちであり、Monday’s Flower Powerイベントも復活した。このイベントのアイディアはもともと、創設者のRicardo Urgellが似たようなraversを集めたミーティングを開きたかったがために開催されたものだと言われている。

Pachaこそ、周りのクラブに比べるとよりコマーシャル的な音楽を扱い、クラバーたちがDavid Guettaの「F**k Me I’m Famous」パーティーでレイブし、最高の思い出を作る場所だ。Pachaは、White Isleの中でも唯一年中通して営業している大型クラブであり、5月から10月の間は、日中でもイベントを開催している。冬には、週末だけ集まってくる人々が一気にPachaに押しかけ、クラブは常にパンパン。Pacha Groupは、€350,000,000 (約420億円)で買収されてしまったが、運良く運営方法やスケジュールに関しては変更なく、今でも年中パーティーを主催している。Pachaが、このランキングに 入っていないのは想像できないし、誰もが想像しないであろう。