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#5 Tiësto

ティエスト

プレイスタイルは?: 
EDM, trance, big room house
出身: 
オランダ

オランダ人のTijs Verwest(本名)は以前より世界規模のトップチャートに名を連ね、Tiëstoとして世界に知られるようになった。EDMと言うジャンルが存在する前から彼は頭角を現し始め(90年代に熱狂した人たちはわかるだろう)、キャリアは成功の連続だった。ラスベガスのスーパークラブ、Hakkasanでのレジデントから。地球上のあらゆる大きなフェス、クラブシーンについてのラジオの人気番組やコンピレーションアルバムにより、このスーパースターDJ/プロデューサーは、DJ Mag Top100DJsランキングの上位に定着した。Tiëstoの楽曲は早いテンポの曲になりさらに成長したのだ。

 

彼が作ったEuphoric Tranceは彼の名前とともに完全にメインストリームに押し上げられ、POP-EDM Soundとなった。しかし、年々確実に変わるファンの気持ちに関係なく、彼の人気は継続して伸び続けた。2015年このスーパースターは、他のスーパースターともコラボレーションしました(Martin Garrix, The Chainsmokers, Don Diabloらと)。今年はLPリリースがなかったが、5月に出した他のミックスコンピレーションアルバムでファンを満足させた。

 

‘Club Life: Volume Four New York City’は人気コンピレーションシリーズ「Club Life」”の第4弾でビルボードUS ダンス/エレクトリックアルバムチャートで2位にランクイン。アルバムの中でもっとも人気なトラック‘Secrets’は、カシミール-アメリカン人のKSHMRとオーストラリア人歌手Vassyのボーカルで12か国でチャートインした。確かに、Tiëstoの人気を支えるために繰り返されたできことであるが、彼にとっては至って普通のことでしかない。

 

大きな支持には大きな責任を伴う。多くのアーティストはそのことを避けるが、46歳のベテランプロデューサーは簡単にそうはしないようだ。ダンスミュージックの中で女性の貢献を認めること、例えば今年初めにマイアミ ニュータイムス(新聞)のインタビューで、「僕はよくそのことを理解していて、感謝しているんだ(女性のEDMでの立ち位置について)多くの女性DJの存在が、世に出ない理由がよくわからない。つまり、何人かのビッグネームの女性DJがシーンにいるけど、もっと多く出現して欲しいと望んでいるよ。」「女性アーティストは、ダンスミュージックの進展にとって重要だったんだ。」と、彼は認めている。

 

実際、ダンスミュージックの世界で女性ボーカルの曲が多く存在する、とりわけTiëstoやその仲間の作品に多いが、ほとんどの人が表には出てこない。彼はクオリティーの追求に伴い、男性や女性に関係なく良い音だけを認めている。一つ確かなことは、ますます影響力を持つオランダ人のスーパースターは、近年、将来有望な才能を持つ男性にしてきたことと同等なことを、きたる女性DJにも行うだろう。EDMの世界は性別のバランスが均等になるようだ。

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