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#5 Zouk Singapore

ズーク・シンガポール

Address: 
シンガポール
Capacity: 
2900

 

Paul OakenfoldやDanny Ramplingが、acid house時代に数多くのイベントをロンドンで打っている間、Lincoln Chengは独自のイビザスタイルのスーパークラブをシンガポールに建設していた。それが、アジアでもとても注目されているこのZoukだ。28年前にオープンしてから数え切れないほどの大物アーティストがプレー、有名イベントも主催してきた。2015年にCheng氏は、クラブを売却したが、Zoukスピリットは未だに健在だ。

2016年に一気にフロアも4つに増えたZoukは、さらにレベルアップを重ね各フロアごとに別のコンセプトを表現した。これにより、固定概念にとらわれず多様性が生まれ、様々なジャンルのイベントを実施。

 

「昨年、僕らにとってとても大きな出来事は、hip-hopの流れにインスパイアされたバーQueensを世に発表できたことだね。同時にPhutureの方針も再検討して、よりhip-hop寄りにする事となり、アジアのhip-hopアーティストも多く招聘する」と語るZouk CEO Andrew Li氏。

クラブ業界で長くやっていく上で重要なのは、流行を掴むことでもあり、Zoukはそれを実際にしているのではないだろうか。「hip-hopの需要が高まっているのは確かだが、それと同時にTechnoとTranceも徐々に盛り上がっている。」

 

昨年Zoukのヘッドライナーとして出演したアーティストは、Sven VathやCharlotte De Witte、Vini Vici、Cosmic Gate、Zedd、Jeff Mills。Zouk用にカスタムメイドされたGart Stewartサウンドシステムで観客を沸かせた。

Jeremy Boon、Ghetto、Hong、Zushan、Nash DなどのレジデントDJもクラブと同様で注目を浴びる。「今では、7名のレジデントDJを抱えており、彼らのオリジナルイベントも主催している。プレーするジャンルが違うので、それに合わせたイベントを各自オーガナイズしている。そして、彼もZoukのチームであり、一緒に特別な空間を作り上げているんだ」- Andrew Li氏

 

今までとは別の景色を見ているはずのZouk。Lincoln Cheng氏のスピリットを持ち今でも新しいことに取り組み、アジアのシーンに新しい風を吹かせようと動いている。

 

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