イビザを少しでも知っている人であれば、Pacha Ibizaの名を知らない人はいないだろう。

1973年、ダンスミュージック黎明期から営業を開始し今やそのブランドは世界で不動のものとなっている。

ご存知の通り、Pachaはブラジル、USA、ドイツ、オーストラリ等様々な国に店舗を拡大してきたが、実はPachaの始まりはイビザ島からではなくワイト島である。

これまでイビザでは様々なクラブが誕生し、それぞれがライバル店として凌ぎを削ってきたがその中でスペインのローカルから最も厚い支持を勝ち取っているのはまさしくこのPacha Ibizaなのである。

特筆すべきは新年を祝うパーティでは、チケットを入手すること自体が至難の技でありそこでアクトをつとめる錚々たるDJの顔ぶれは相当な威力がある。超一流の証明、サウンド、キャパシティを誇るTalamanca フロアはこれまでSolomun、Maceo Plex、David Guettaをレジデントとして迎え、近年ではSven VäthがAmnesiaで行われていた彼のパーティであるCocoon Nightと共にPacha Ibizaへ移籍してきた。

月曜日夜はヒッピー文化やセカンドサマーオブラブなどに造詣の深い音楽ファンが愛して止まない、歴史あるナイトパーティFlower Powerが開催されているが、これはイビザ島、そしてPachaのオリジナルパーティとして有名である。

350万ユーロもの売り上げを叩き出した昨年に引き続き、Pacha Ibizaはこの島の看板を背負い今後も私たちを魅了し続けてくれることに違いない。