トップ100Clubs TOP100CLUBS

#2 Fabric

ファブリック

Address: 
イギリス、ロンドン
Capacity: 
1600

2016年FABRICに起きたストーリーは、今後もこの業界に言い伝えられるであろう。去年の夏、FABRICで2人のティーン・ネイジャーが薬関連の問題を起こし死亡した件で、クラブライセンスを剥奪され、権限を付与するために世界中の関係者が「#saveourculture」キャンペーンでサポートした。この事件により、イギリスでのクラブにかけられている法律を再度見つめ直すことにまで発展したと報じられた。

 

みんなのサポートにより今年1月に再度オープンし、EC1の舞台に多くのアーティストを引き戻した。そこには、定期的にショーを行っていたSeth TroxlerやBen UFOなどFABRICのPRマネージャーAndy Blackettが名誉あるレジデントと語るRicardo VillalobosもFABRICの復帰を祝った。彼は、「もう二度と見られない景色かと思っていたが、ホームに戻れた。みんな感情的になっていたよ」と語る。

 

12月には、DJ MAG主催のBest of British awardsのBest Large Clubで一位に受賞されるだけではなく、Best ResidentでもCraig Richards (FABRIC レジデント) が選ばれた。FABRICのミュージカルディレクターTerry Francisが「彼らは、すべてを完璧にマスターしている。次世代の人たちは、彼らから学ぶことは山ほどある。みんなが彼らから学ぶことがあると思うし、毎週勉強会のようだ。みんなは、彼らのようなマスターたちを実際、目の前で見ているんだ」と語る。

 

FABRICが再度オープンするには、入場制限を19歳以上にあげるなど、さらなる厳しいIDチェック、薬を所有している人たちへの厳しい罰、暗いエリアに照明を照らすなどの運用方法を変える判断が下された。さらに、金曜日のプログラムを変更し、FabricLiveは2週間に1回と、よりRødhådやJon Hopkins、Daphneなどアーティストがパーティーを主催できるようにしているようだ。これにより、FABRICはロンンドンのクラブカルチャーの心臓として再び始動した。このような事件があったのにも構わず、彼らが今回のランキングで世界2位の座にいるのは、国の権利者に勝っただけではなく、彼らの対象法が正しかったことを示すのであろう。

BACK TO TOP