低音は人をより踊らせるということが、神経科学者のグループによる新しい報告で、Current Biology誌に発表された。

 

この研究では、カナダのデュオOrphxによる55分間のDJセットからデータを収集し、その間、参加者はモーションキャプチャーのヘッドバンドを装着するように指示された。研究者たちは、演奏中に特殊な超低周波(VLF)スピーカーを2.5分ごとに断続的にオン・オフし、観客の動きをモニターした。

 

その結果、超低周波音(サブベース音)は、ダンサーがその周波数を「意識していない」にもかかわらず、11.8%多くの動きを誘発することが判明した。この実験では、51人の参加者がアンケートに答え、音楽を体で感じたかどうか、そしてその「体の感覚」によって動こうと思ったかどうかを尋ねたものだ。

 

カナダのマクマスター大学でこの研究を最初に行った神経科学者のダニエル・キャメロン博士は、今回の実験についてこのように言及した。

 

「ただ、スピーカーを鳴らすだけでは、生態学的な妥当性が失われますし、骨が鳴るようになり、誰もが『ああ、ここで何か違うことが起こっている』と理解できるようになります。「私たちは、自分たちがやっていることを意識してほしくなかったのです。これは現実の世界、つまりダンスイベントで、低音が本当に人々をより踊らせるという検証であり、これは私たちの意識から来るものだけではないという結論を導き出しました。」

 

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