Nicky Romeroがダンスミュージックシーンにおいて叩き出してきた類稀なる功績はなぜ生まれたのか。この命題に対する答えはこれまで誰も得ることができなかった。しかし、今彼自身のレーベルであるProtocol recordingsの100作目となった”PRTCL”によってその秘密が明かされることとなる。

当作品の持つ驚異的なエナジーを放つグルーブは彼の初期の作品”SOTU”や“Camorra”を彷彿させ、Olav Basoski との共作”Waterman”や”Like Dis”で有名なSpyderとのコラボレーションにより話題性抜群のものとなっている。Protocol Radioのファイナルエピソードでも大いに聴衆を賑わせた。

その壮大なメロディ、躍動するベースラインは時代を超えて愛され、これからも時代をリードする音楽であろうエレクトロニックミュージックへの敬意と象徴とも言えよう。その最先端のサウンドアプローチと才能発掘への飽くなき探求心で、エレクトロニックミュージックの“あり方”を形づくって来たNicky RomeroとProtocol Rrecordings。

 

 

Protocol Recordingsは2012年Nicky Romero主導で創立されて以来、エレクトロミュージック界の先駆者の代名詞となり、彼はアーティスト兼実業家として目を見張るべき成功を残した。昨年のADEでは、Protocol Recordings 5周年アニバーサリーが盛大に行われ多くの要人たちにその存在を再度意識させる結果となった。この5年間でProtocol recordingsよりリリースされたCalvin Harris /Nicky Romeroの "Iron、NERVO/Nicky Romeroの "Like Home,"、Stadiumx の"Howl At The Moon"、Tommy Trash'の "HEX,"などのトラックは不朽の名作となっている。

 

才能を発掘し育てるというProtocol Recordingsの理念は、Tom Tyger、Raiden、Florian Picassoなどのベテラン勢から、MaximalsやSam Voidなどの若手すべてを含め多くのスーパースターを輩出してきた。その取り組み、そしてもちろんそのハイクオリティーな楽曲と才能群を見れば、Protocol Recordingsの今後の発展が間違いないものであることを確信できるであろう。100作目となった”PRTCL”は一見、これまでの功績を讃えるものであるがこれはProtocol Recordingsの明るい未来への始まりに過ぎないのではないだろうか。

 

Nicky Romero (ft. Spyder) - PRTCL

Buy or stream here. 

 

 

 

BACK TO TOP