あのダンスミュージックシーンの重鎮Armin Van Buurenからもその実力を認められ、プロデュース能力を絶賛されるMaRLoは、今最も熱いトランスDJと言っても過言ではないだろう。世界各国のトランスフェスティバルでは必ずと言っていいほどMaRLoの楽曲が流されている。"Darkside"ではBeatportのトランスシングルチャートで初登場1位を獲得し、既にageHaにて来日公演を果たしているMaRLo。そんな彼に新曲や夏の様子などを訊いてみた。
Q1. 最新のリリースですが、何にインスパイアされて完成したトラックですか?
これは、僕のレーベルReaching Altitudeからの初リリースとなるトラックなんだ。新曲 ”The Launch” は、このレーベルを開始した意味を表現したトラックになっているよ。
Q2. 今年のサマーシーズンの調子はいかがでしたか?
とても最高だったよ! TomorrowlandやEDCなど世界の大型フェスでプレーできたし、その他のフェスやギグも全体的に素晴らしかったね。僕の奥さんと子供もヨーロッパツアーに同行できて、イビザでのギグの間に一緒に過ごせてよかったよ。
Q3. 今注目しているDJ/Producerはいますか?
実は、僕のレーベルに所属しているアーティストの多くがまだみんなに存在を知られていないんだ。でも、もうじき知ることになるけどね!最近の若い世代が作成するアイディアを間近で聴けて、良い影響になっているし今後が楽しみだよ。
Q4. 自分のセットに欠かせないトラック一つか二つ教えてください。
これは、毎週変わるよ!今だと “Booby Neon - The Shadows”か、自分のトラック ”MaRLo - The Launch”だね。
Q5. 自分が無名だった時、どのようにDJスキルを磨いたのか今後活躍していく次世代DJ/Producerにアドバイスをお願いします。
実はDJに於いて、テクニカルな部分が一番簡単なところなんだ。本当に難しいのは、場の雰囲気を読むことであり、それに合わせて選曲しなくてはいけないことだね。もちろん、選曲を変えることによってセット中に作り上げるストーリーも再構成しないといけないよね。あと、プロデューサーとして今すぐにでも勉強しなくてはいけない! 今の時代だと自分の音楽を作れるのが、いいDJになるための鍵になってくるよ。
Q6. どのようにトラックを作成する技術やプロダクション自体を学んだのですか?
毎日練習してそれを上手くできるまで数年繰り返したんだよ :) 今では、YouTubeとかでいろんな情報が出回っているから時間さえ費やせる人なら誰でも学べると思っているよ。
Q7. 日本のファンへメッセージをお願いします。
日本は、世界中で一番大好きな場所だよ!!! 近々また日本に行けるのをとても楽しみにしているよ。大好き、ありがとう! :) x
あえてここで言うまでもなく、トランス界でMaRLoの名を知らぬ人はいないほどだ。Transmission 2015に出演した際に披露した「Tech Energy Set」は世界中で大きな反響を呼んだほか、昨年はA State Of Trance 750 Utrecht、A State Of Trance 750 Special、 Ultra Music Festivalなど数多くのフェスやクラブのステージで世界中の人を魅了してきた。その実力と人気、音楽センスで新たな世界を切り開いてくMaRLoにぜひ今後も注目して生きたい。