10月26日に世界各国で上映されるドキュメンタリー映画「Avicii: True Stories」。グラミー賞にノミネートされるなど、世界トップレベルのDJ、プロデューサーであるAviciiに4年以上密着した様子をまとめた注目の一作である。そんな今回、「Avicii: True Stories」の監督を務めたLevan Tsikurishviliに特別に独占インタビューをすることに成功した。制作の舞台裏やAviciiの魅力についてなどについて訊いてみた。

Q1. “Avicii: True Stories”をなぜ撮ろうと思ったのですか？

この作品は、当初から頭の中にあったアイディアで、世界的有名なアーティストAviciiだけではなく、一人間でもあるTimの姿を素直に撮影したかったんだ。今では、世界中の人々がAviciiのことを知っているけどTimのことを知っている人は少ないからね。アーティストのAviciiを知っている人は、彼の本当の正体を知りたがっているはずだと思ったんだ。だから彼の自然体であるドキュメンタリー映画を実際に公開しようと決めたんだ。今では、SNSを見て「このアーティスト知っている～」というのは簡単だけど、SNSの裏に隠されていることこそが真実であり、それもファンの人々に知ってもらう必要があると思うんだ。多分SNSの裏側のことは、誰も想像つかないと思うよ。

Q2. 映画の中でお気に入りのシーンを教えてください。

ネタバレになるからまだみんなには言えないよ。日本でも公開されたら教えるね :) でも、この映画には多くの素晴らしいシーンが詰まっているからみんなも楽しんでくれると思うよ。特に日本のシーンは、すごいから期待してね!! 

Q3. 4年間以上Aviciiに密着して多くの映像を撮られてきたと思いますが、彼の一番の魅力を教えてください。

この4年間、彼の様々な顔を見てきたから一つ選ぶのはとても難しいよ。でも、やっぱりTimがAviciiとして活躍できるのも、自分の中に秘められた音楽の才能があるからだと思うよ。ものすごいインスピレーションだよ！ 彼は、頭もいいし面白い一面も持っているよ。

Q4. 今回の作品において、撮影するのが困難だったシーンを教えてください。

このようなドキュメンタリー型だと、プライベートと仕事の絶妙なバランスを撮影するのが総合的に難しいんだ。でも、慣れてくるとイメージや方向性も固まってくるから途中からは、楽になっていったけどね。

Q5. 今回の作品において特に強調したい、話したいことはありますか？

日本中を回り、過ごした5日間でサポートしてくれた方々には特に感謝したい。素晴らしい日々を過ごせたよ。世界中に僕も友達がいるんだけど、みんなに「今まで訪れた国の中で日本が一番素晴らしい国だ」と伝えているんだ。全てが大好きだし、Timも最高の経験をしたはずだよ。

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

僕が撮影した日本のAviciiファンは、みんな鮮明に覚えているよ。みんなもちゃんとこのドキュメンタリー映画に出てくるからね ;) みんなは、日本という素晴らしい国に生まれたことを誇りだと感じた方がいいよ。とても特別な国だと思う。

DJ MAG TOP 100 DJs では常に上位にランクインしているAviciiは、世界各国のクラブやフェスで毎日のようにショーを行いながら楽曲制作をするという多忙なスケジュールをこなしている。なぜ彼が成功し続けられるのか、世界中のオーディエンスの心を震わせ、興奮を届けられるのか。その答えが今回の「Avicii: True Stories」でわかるであろう。Aviciiファンはもちろんのこと、ダンスミュージックを愛する全ての人にぜひ観ていただければ幸いだ。