イギリスのダンスミュージックシーンの代表格から、このChicaneを外すことはできない。1997年の「Far From The Maddening Crowds」で鮮烈なデビューを飾って以来、その言葉では表すことのできないエモーショナルな音楽・世界観を武器に、トランスシーンを席巻してきた。“Don't Give Up”が各国のチャートにランクインし、世界的なブレイクを果たしてから17年。今年の予定や楽曲などについて訊いてみた。
Q1. 新しくリリースされたトラックに関して詳しくお伺いしてもよろしいですか?何にインスパイアされて完成した作品ですか?
とてもシンプルなんだけど、みんなもこの時期になると聴きたくなるような夏をイメージしたトラックをプロデュースしたくて、取り掛かった作品なんだ。
Q2. 今年のサマーシーズンの調子はいかがですか?
とても忙しいね。ほぼ毎週末は、いろんな場所へと移動してショーを行い、平日は戻ってスタジオにこもって作曲、、、この繰り返しだね。飛行機に乗って移動するのは好きじゃないけど、とても楽しんでいるよ!
Q3. 自分のセットで毎回流すトラックの一つか二つを教えてください。
Jody Wistenoff – The Bridgeは、去年リリースされたと思うけどよくかけるトラックの一つだね。これを流すたびにダンスフロアが クレイジーになるよ。もう一つは、KryderのSalwater mixだね。これも自分の中でとても評価が高いトラックなんだ。
Q4. 今特に注目しているDJ/Producerやインスパイアされている人はいますか?
Drum & Bass DJ/ProducerのKeenoは、最近とても素晴らしい仕事をしていると思うよ。それと、Jody Wistenoffは、未だに最高な音楽をみんなに提供し続けているね。
Q5. 今年中にコラボしたいアーティストはいますか?
もちろん、KeenoとJodyとはコラボしてみたいね。でも、スケジュールの都合で時間を取るのが難しいよね。
Q6. 数年後の自分をどのように想像していますか?
とても綺麗なビーチでゆっくり休んでいるよ…笑
Q7. 日本のファンが驚くようなことを教えてください。
音楽の音符は読めないし、肩は脱臼しているし、ホバークラフトマニアなんだ。
Q8. 日本のファンへメッセージをお願いします。
僕の新曲 “How does your house work”をチェックしてね。それと僕のラジオ番組”Chicane presents Sun:sets”も時間がある時、みんなにも聴いてもらいたい!
Chicaneの実力や音楽に憧れるアーティストは数多く、現在ではBryan AdamsやCher、 Natasha Bedingfield、Paul Young、William Orbit、Ferry Corsten、Owl City、Kate Walsh、Christian Burnsm、そしてArmin Van Buurenなどの著名なアーティストたちの楽曲制作やプロデュースを手伝うなど、ダンスミュージックシーンにいなくてはならない存在として活躍し続ける。今なお衰えることを知らないChicaneが2017年の後半も、どのように私たちを驚かせてくれるのか楽しみである。