日本でもお馴染みの世界的トップスター・Nicky Romeroと 「Warriors」で、コラボし、一躍有名となったオランダ出身の DJデュオ Volt & State。そんなVolt & Stateとして活躍していたQuentynが今回ソロアーティストとして、ファーストシングルをリリースした。Protocol Radioで初公開された、「Moving On」は既に多くのアーティストやファンの間で話題となっている。新たなスタートをきった、注目度NO.1と言っても過言ではないQuentynに今回DJ MAG JAPANが独占インタビューを実施した。

 

Q1. Quentynとしてのソロシングル “Moving On” のリリースおめでとうございます。このトラックに関して詳しくお伺いしてもよろしいですか?

“Moving On”は、Volt & Stateとしてもプロデュースしてきたメロディックなトラックに少しダウンテンポでインディー感の演出をしたトラックだね。メロディーは、ハッピーな感じでプログレッシブハウスなんだけど80年代の特徴的な音も使っているんだ。プロダクションに関しては、今個人的にハマっているKorg MS-20やOberheimを使ったよ。これらを使い、ベースやコードの音をメイクしたんだ。”Moving On”は、僕にとって他のダンスミュージックを試す新たなスタートを語るトラックだね。

 

  

Q2. 新しくソロとしてのプロダクションの道を歩いていますが、心境はいかがですか?

この新たなソロプロジェクトに関しては、レーベルにトラックの味などを決められるのではなく、自分が心の底からプロデュースしたいトラックをみんなに届けようと思っているよ。クラブのステージでみんなの反応もよく見てきたし、プロダクションに関してもみんなの反応を見てきたよ。Volt & Stateでは、みんなの意見やレーベルの意見も取り入れたトラックを作成してたけど、”Moving On” ではそれらを伏せて僕の感性に従ったトラックをみんなに届けたいんだ。

 

Q3. サマーシーズンの予定を教えてください。

今年の夏は、作曲に断念して自分のレーベルEnroute Recordsからリリースするのを意識して過ごすよ。既に3曲がリリース待ちで、他にも幾つかまだ完成していないのがあるからみんなに届けられるのを楽しみにしているよ!

 

Q4. 今から数年後の自分はどのようになっていると思いますか?

作曲するすべてのトラックは、まずギターとかピアノで簡単なメロディーを作ってから作業に入るんだ。これで僕の感情を表現できれば、プロダクションにおいてのいいスタートが切れると思う。僕の目標は、この感情をジャンルを超えて表現することであり、今はプログレッシブハウスよりになっているが、今後は違うジャンルにも手を出していきたいね。

 

Q5. 日本にいるファンが驚くようなことを教えてください。

以前、琴や太鼓とか日本の楽器のみを使ったトラックを作成しようとしたことがあるんだ。このトラックを完成させてみんなに届けたいね!

 

Q6. ファンの方々へメッセージをお願いします。

Volt & Stateとして日本から多くのメッセージをもらったから日本にいってみたいよ!今後も僕のソロプロジェクトの応援をよろしくお願いします!

 

 

不安もあったであろうQuentynの新たな門出に、すぐ手を差し伸べサポートしたアーティストは、TOP 100 DJs 2016で15位だったDon Diablo や29位のNicky Romeroだった。Volt & Stateとしても多くのファンを大熱狂させてきた彼が、このファーストシングルを機に再び世界中のダンスミュージックファンを虜にしてくれるに違いない。日本への想いも強く、「日本にも近いうちに足を運びたいよ」と笑顔で答えてくれたQuentynにぜひ日本のオーディエンスの皆さんにも注目して頂きたい。

 

BACK TO TOP