Housse de Racketのリミックスで世界中を驚愕させたベルギー出身プロデューサー、Mickeyが新曲「I'll be there」をリリース。ベルリンをベースにハウスミュージックをリードし続けている「Exploited Records」と契約を果たし、その才能がさらに開花し続け、ヒットチャートを次々とダンスミュージックシーンに発表し続けているMickeyがこのタイミングでDJ MAG JAPANの独占インタビューに答えてくれた。2017年の今後の予定やオススメの楽曲などを訊いてみた。

 

Q1. "I'll be there"のリリースおめでとございます。このトラックについて教えていただけますか?

ありがとう!この曲が完成するまでにはちょっとしたストーリーがあるよ。僕は友人(Maelan)とスタジオをシェアしていて、彼が夜、そして僕が昼にそのスタジオを使用するというルールになっているんだ。その中で、僕が時々決められた時間以上にスタジオで作業をしてると、Maelanがきて一緒にセッションをする流れになった。お互いとても楽しみながら曲を作ったんだ。なにを隠そう、これが"I'll be there"の完成のストーリーだよ。そして、この曲が完成した翌日 The Magicianにデモを送ったところ、即決で彼のレーベル “Potion”からのリリースが決まったよ。

 

 

Q2. 2017年の調子はどうですか?またこの夏のプランを教えてください。

変化を告げる風が吹いているね。その風が僕の向かう方向を決めているよ。全く正しい方向にね!この夏は、たくさんの新曲を皆さんに届ける予定だよ。それに加えて、いくつかのフェスへの参加も決まっているよ。TomorrowlandではPotionの一員としてステージに立つ予定さ。そのほかクールなビックフェスへ出演するよ!

 

Q3. あなたはいつ音楽プロデューサーとしてのキャリアを歩むことを決意されましたか?またそれは何にインスパイアされましたか?

15歳の時、ほとんどが自身のバンド活動から刺激を得ていたよ。でもバンドメンバーが一つのチームになるよううまくマネジメントできなかったんだ。だから、一人での楽曲制作やDJプレイを始めた。DJ プレイは週一回、古いシアターでやっていたんだけど、そこは今The Magician等現地のヒーローたちがレジデントを務めていたブリュッセルのクラブへと姿を変えているよ。DJになり、自身の楽曲制作のプロセスも劇的に変化したし、何より多くの才能あるアーティストと出会うことが出来た。それが何より僕がプロデューサーやDJになろうと決めたきっかけだよ。

 

Q4. あなたの作品の中で、最もお気に入りの作品を教えてください。また、それは何にインスパイアされましたか?

“Farfalle”だね。未だに、僕自身がこの曲をどうやって完成させたか覚えていないんだ。気が付けば、歓喜と共にこの曲が完成していたよ!

 



Q5. あなたのセットリストの中で必須の曲を教えてください。

“Russ Yallop - Rock Me (SIS Remix)” かな。完璧なイントロを持つトラックで、自分の前のDJがどんな曲をかけていてもスムーズに会場の熱気を保ったままプレイに移ることが出来る。“Rove Dogs - Why don't you dub?” もいいね。 この曲のアウトロが僕は大好きなんだ。Eberhard SchoenerとStingのコラボという非常に興味深い作品でもあるよ。

 

Q6. この先数年間、あなたはどこで活動していると思いますか?

日本であることを願うね!

 



Q7. DJ Magはあなたにとってどういった存在ですか? 

僕を含めすべての音楽ファンにとって欠かせないメディアだよ。

 

Q8. 日本の皆さんへメッセージをお願いします。

Arigato!

 

成長著しいMickeyにとって、昨年2016年が1つ大きな転機になったに違いない。2016年にPotionから発表したインパクトある「It's My Man」と「Harlem」のリリースは多くのオーディエンスや業界関係者にMickeyの名を知ってもらえる良い機会となった。2017年もエキサイティングなリリースを続けているMickeyがその世界観とスキルでさらに私たちを驚かせてくれるに違いない。そんな彼に是非日本のオーディエンスの皆さんにも注目して頂きたい。 

 

 

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