ハウスミュージックの名曲を数多くリミックスし、一躍有名になったオランダ人アーティストLVNDSCAPE。2015年にEd Sheeran & Rudimental'の"Bloodstream”のリミックスをSoundCloundで発表すると、1ヶ月も経たないうちに50万再生を突破し、ダンスミュージックシーンで大きな話題となった。そのプロデュース能力を余すところなく発揮し続けるLVNDSCAPEに今回DJ MAG JAPANが独占インタビューを実施し、新曲やオススメの楽曲などを訊いてみた。
Q1. 新曲「Walk Away」を聞かせて頂きました。新曲について詳しく教えて頂けますか?
“Walk Away” は“特別な人々と共に生きる人生がどれほど素晴らしいことか“ということを皆に常に感じてもらえるように作った曲なんだ。未だに世界では起きる数えきれないほどの悲しみや苦しみがある。だけど“僕達は愛によってよりよい世界を創っていける”と僕は思う。そして皆とこの想いを共有するためにこの曲の制作にエネルギーを注いだよ。
皆で世界中を愛でいっぱいにしよう!
Q2. 2017年の調子はいかがですか?
最高のスタートを切れたと感じているよ! 本当に嬉しいことに1月にリリースした“Need To Feel Loved”はすでにSpotifyで再生回数が1 millionを超えているんだ。また、スイス、クロアチア、チェコ、イギリス等のクールかつ洗練された場所でDJとしてプレイできる機会も多くもらうことができた。そして、”Walk Away“を世に出すことができて、僕の2017年が今後どうなっていくか楽しみで仕方ないよ。
Q3. あなたのアーティストとしてのキャリアの中で最も大切な出来事はなんですか?
僕にとっては“Is This Love”をリリースした時だね。この曲はBob Marleyの曲をリメイクしたもので、Marleyファミリーに認められ信頼されていたBoilerと共に作ったんだ。
約1年を費やし、全魂をかけて制作したこともあり、イギリスのヒットチャートで16位の評価を得ることができたんだ!Spotify では62millionの再生回数があり、いまだに更新されているしね!本当に嬉しい!
Q4. これまでの作品の中から一番のお気に入りを教えてください。また何にインスパイアされて完成したトラックですか?
“Speeches” はずっと僕を虜にする大好きなトラックだね。エレククトロとアコースティックの要素が融合し、そこにJoel Bakerの声がマッチしてくる感じがたまらないね。これこそが本物の楽曲だと僕は思うし、このような曲を将来もっと世に送り出していきたいと考えているよ。
Q5. セットリストでマストに選ぶ曲は何ですか?その理由を教えてください。
Shorty - Vazilando (Kryder & Eddie Thoneick Remix)
僕はこの曲を僕のセットでプレイするのが本当に好きなんだ。この曲はラテン音楽にグルーヴィーなハウスのサウンドが一体となっている。そして、民族的なパーカッションと高揚感を煽るピアノのコード進行がトロピカルなフィーリングをさそう。大好きだよ!
EDX - All I Know (Original Mix)
これはかなり新しい曲だね。シンプルにオールドスクールベースとシンセサイザーがとても心地よいのだけれども、特筆すべきはリズミカルなピアノコードだね。まさに鳥肌物だよ。
Q6. 日本のファンの方々が驚くようなことを教えてください。
いつも時間に余裕ができたときに、友人たちとRainbox six siege onlineをプレステ4でプレイしてるよ。仲間同士で攻撃しあうことがこんなに楽しいとはしらなかったよ(笑)
Q7. 今後のスケジュールはどのような感じですか?
新しい曲をたくさんリリースする準備ができているよ。そしてそれら一つ一つにspecial versionを用意している!楽しみにしていてね!
Q8. 日本のファンの方々にメッセージをお願いします。
日本へはまだ行ったことがないんだ。だけれども近々日本へ行けることを望んでいるよ。いつも僕を支えてくれるファンの皆さん。本当に本当にありがとう!皆さんの前でプレイができることを楽しみにしています!
彼にしかできない独特のプロデューススキルで多くの名曲をリミックスし、シーンに発表し続けるLVNDSCAPE。オランダ・ダンス音楽シーンの第2黎明期の功労者であるBolierともコラボを行い、Bob Marleyの "Is This Love,"のリミックスでは1500万ストリーミング配信を達成し、伝説的な記録を作った。今後もさらに記録と記憶で私たちを驚かせ続けてくれるに違いないLVNDSCAPEから目が離せない。