EDMシーンで多くのファンから尊敬されるDJ、プロデューサーとしてその地位を確固たるものにしつつあるAshley Wallbridge。彼の楽曲は多方面から評価を得ており、2012年にリリースしたファーストアルバム「The Inner Me」はiTunesのUSAチャートで5位を獲得、カナダで9位、イギリスで12位にランクインし、多くの話題を呼んだ。2016年に世界的レーベルArmada Musicと契約を結び、活動の幅を広げているAshley Wallbridgeに今回DJ MAG JAPANが独占インタビューを実施した。

 

Q1. 最新のリリースは ‘Undiscovered feat. Karra’ですが、このトラックに関して詳しくお伺いしてもよろしいですか?

メロディーを一緒に作詞した後すぐにでもこれをもっと詰めるために作業しようと思って、デモをKarraに送ったら二日後にヴォーカルをくれたんだ。作業という作業はなくて、お互いのアイディアを投げ合って、臨機応変に編集していった形だね。

 

 

Q2. ‘Undiscovered’では、今後リスナーが期待できる要素をどのように表現したのか教えてください。

僕にとって一番のジャンルは、Tranceで、今後もこれは変わらない。でも、今ではTranceでも様々な種類が出回っていて、このリリースでは今僕が表現しようとしているTranceを表現できたはず。今後もこのスタイルでみんなに僕の音楽を届け続けるよ

 

Q3. なにをもってKarraのヴォーカルが‘Undiscovered’に適したフィットだと思ったのですか?彼女の歌声の強みを教えてください。

彼女との作業は、とても楽だったよ。多分今までで一緒にやってきた人々と比べても一番楽で、彼女の声を聴いて僕からアプローチしたんだ。彼女は、ユニークな力強い歌声を持っていて、自らがすべて作曲する。彼女にとっても新しいサウンドで、かなりフレッシュな仕上がりになったよ…

 

 

Q4. この業界にDJ/Producerとして入る前にファンとして体験した、この業界に入るきっかけになったショーはありますか?

14歳の時に、家族と初めてイビザに行ったんだけど、あの島の音楽マジックにかかり、3年連続でその後も行き、未成年者として必死にフォローしてたよ。Tiestoのショーを初めて見て、家に帰って速攻DJし始めたよ

 

Q5. ショーの前に行うゲン担ぎはありますか?

う~ん、特にないかな。違うジャンルが流れている時の観客の盛り上がり具合を探り、自分の気を引き締めるぐらいかな。どんなショーでも結構緊張するんだ。でも、ステージに立って数分するとアドレナリンで、その場を感じながらやっているよ。

 

Q6. ファンの方々が驚くようなまだ未公開のことを教えてください。

学校で音楽の授業があったんだけど、単位を落としたことがあるんだ。いつも精一杯やったんだけど、大学にも入れず、入れてもその先に行くのには苦労したよ。少し自閉症なんだけど、音楽では助かっているかもね。音符が読めないから、それに関して聞かれたらなんて答えればいいか分からないね。最終的には、このように資格を持っていなくてもDJ/Producerでやれているわけだから、Just do it…

 

 

Q7. 2017年上半期の予定を教えてください。特別なコラボやプロジェクトはありますか?

2017年は、今までで一番ビッグな年になるよ。Armadaと契約したし、すでに7つのシングルがリリース予定なんだ。Andy Moorとの新たなコラボもリリースされるし、始めたことの気持ちを思い出しながら、2017年の味をトッピングした感じだよ。僕のセットは今では、90%が自分のトラックでこうなる時を待っていたよ。

 

Q8. DJ/ProducerとしてDJ Magは、どのような存在ですか?

DJ Magは、とても重要な役割を果たしていると思うし、それは世界中で評価されるよね。この業界では影響力もあるし。DJ Magのようにこの業界を取り扱うマガジンはないと思うね。

 

Q9. 先週、DJ Mag Top 100 Clubsが発表されましたが、お気に入りのクラブを教えてください。

う~ん、たぶん僕がプレーした中で1番のクラブは、イビザのPrivilegeだね。代表的なクラブだし、世界で見ても大型クラブだし、前回あそこでショーをやった時に覚えているのは、プレーする前風邪ひいていたんだ。でも、音響システムとみんなのエネルギーは最高だったよ!!! 一番短く感じた2時間だったよ。その他は、サンディエゴのOmniaかな。サンディエゴは、世界でもお気に入りの都市で、食べ物、人々、ナイトライフが総合的に最高だよ!! 毎回最高の時間を過ごしているし、現場の人たちも家族のように仲良くしてくれるんだ。

最後に、ラスベガスのMarqueeだね。このクラブは、本当に最高で行ったことないなら行くべきだよ!!

 

Q10. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。

この記事を読んでくれて、いつもサポートしてくれてありがとう。いつかは、日本にも行きたいと思っているし、最高の話を周りからよく聞くから自分で体験してみたい。ありがとう。

 

 

2009年、「Faces」で大ヒットして以来、世界中のファンに期待以上の楽曲を提供し続けるAshley Wallbridge。AviciiやHavana Brown、Krewella、 Gareth Emery、Armin Van Buurenなどの世界トップクラスのアーティストたちからリミックスリクエストが届くなど、ダンスミュージックシーンを一緒に盛り上げる同僚たちからもその実力は認められている。Armada Musicと契約を結んだことにより、今後がさらに楽しみなAshley Wallbridgeをぜひチェックリストに追加して頂いたい。

 

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