Ultra MusicやUniversal Music、Sony Music、Yoshitoshiなどのトップレーベルから楽曲リリースを連続的に行う多才なプロデューサーとして注目されているHEREN。Deep DishのSharamやDragonetteらとも活動を行い、昨年リリースした「Here & Now」は、全世界で300万回以上再生され、ヨーロッパや南米を中心に話題を呼んだ。様々な経験から、誰にも真似できないクリエイティブな楽曲を提供し続けるHERENに楽曲作りのポイントやDJ MAGについて聴いてみた。

 

Q1. 2016年のハイライトを教えてください。今年の目標はありますか?

去年は、様々なサプライズが詰まった年になったから、一つ選ぶのはできないよ。“Hundred Miles”の成功は元メンバーYallと成し得たことや、僕の新しいシングル“Here & Now”やMr.K!と映画のサントラで仕事できたことで、スペインのオスカル賞同様のGoya Awardsに“Best Original Song In A Motion Picture”としてノミネートされたこと。

今年の目標は、プロデューサーとしてさらなるステップアップをすることであり、これは一生の目標だね。それをこなすためには、もっと音楽をプロデュースしていくつもりだよ。既に、色々とスケジュールに入っているけど、それに追加しないといけないのは、個人的な時間管理だね笑

 

Q2. 何歳ごろから音楽をプロデュースしたいと決断したのですか?それと、どなたにインスパイアされましたか?

実は、お母さんが音楽の先生で彼女に音楽という素晴らしいものを教えてもらったんだ。それから楽器を特定させずにソルフェージュを学んだんだ。それから数年DJをしてみて、プロデューサーという素晴らしい世界を19歳の時に知って、それ以降振り返らなかったよ。

 

Spotify: https://open.spotify.com/album/0bPvmJk1vxQkMAM7JjiPEV

 

Q3. 音楽を作曲するときは、どのようなことに影響されますか?

常に色んなことから影響を受けるんだ。例えば、映画だったり、本、違うジャンルでも他のアーティストの音楽、パーフォマンスしてる最中も影響を受けているよ。みんながどんな反応をしているか見るのはとてもインスパイアリングだよ。あと、僕のインスピレーションはムードと直結しているんだ。自分の感情を利用して作曲することが多いかな。それと個人的には、数日間プロデュースの作業を止めてアイディアの整理する時間を作るとうまくいくことが多いね。

 

 

Q4. DJ Magで再び"Top 100 Clubs"の投票が始まりましたが、お気に入りのクラブを教えてください。

一つは、イビザのSpaceだね。あそこでプレーしてみたかったね。音響システムも最高だし、世界のトップクラスに入るクラブだったよ。去年閉店して残念だよ。

もう一つは、クロアチアのPapayaだね。オープンなビーチでショーをできるというコンビネーションは最高だよね。いろんなクラブでショーしてみたいから一つ選ぶのは難しいよ。日本のクラブもいい評判を聞いたし、WombとかAgehaで近々ショーしてみたいな。

 

Q5. 2017年上半期の予定を教えてください。

既に最高のスタートを切っていると思うよ。何個か大型フェスとギグが確定して今年は旅することが多くなるかもね。新しいシングルもリリースされるし、トッププレイヤーたちのリミックスにも力を入れているんだ。それと、偽名で新しいプロジェクトをリリースさせようと考えているんだ。これは、個人的なプロジェクトだけどね。それと、他にも公開されるべきプロジェクトが待っているから楽しみだよ。 

 

 

Q6. DJ/Producerとして、DJ Magはどのような存在ですか?

君たちみたいなメディアが存在して素晴らしいと思うよ。日頃からみんなのリリースや、最近の流行り、今この業界では何が起きているのかといったすべての情報を握っていると思うから、一読者として色々と情報を把握させてもらっているよ。DJ/Producerとしてモチベーションになるよ。移動中に読むことが多いんだ。エレクトロニックダンスカルチャーを広めようとしてくれていることに関して尊敬しているからこそ、インタビューさせてもらって光栄だよ。

 

Q7. 元々は、YALLとしてデュオで活動されていましたが、HERENと言う、ソロの新たなプロジェクトを開始させて大きな変化はありましたか?以前と比べて、どちらの方がいいですか?

YALLとして活動した期間は素晴らしい経験をさせてもらった時期であり、いいメモリーになったよ。でも、一人でスタジオに入って作業することが好きだったんだ。僕は、考えがすぐ変わる人だからすぐ変更できると作曲のプロセスも早まるんだ。一人で作業していると瞑想に入り、それにより面白いアイディアが降ってくるんだ。素直なことを言うと、一人で作業するのが好きだけど他のアーティストとコラボして一緒に作品を作りのも楽しいし、いろんなことを学べるよね。

 

Q8. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。

この場を借りてみんなからのサポートに感謝したいよ。みんなが僕の音楽を楽しんでくれているということは最高のことであり、それが僕のモチベーションになるんだ。みんなにも幸せになってもらいたし、会える日を楽しみにしているよ。

 

 

リリースする曲がその都度話題になるHERENは、2016年ファッションブランド「Desigual」とコラボし、Exotic Jeansのキャンペーンビデオは、4ヶ月弱で100万回再生を突破し、EDMシーンのみならず、世界的に注目された。今後も世界を相手に活動の幅を広げると強気の発言をするHEREN。2017年も様々なコラボやリミックスを予定し、さらなる進化が約束されているHERENをぜひチェックリストに追加して頂きたい。

 

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