巨大化するEDMシーンの中で、独自のスタイルを確立し、成長し続けているShermanology。ファンクやジャズの要素をEDMに効果的に取り入れ、EDMシーンの新たな可能性を模索し続けている。2012年にDJ MAG TOP 100 DJs 2016で見事10位に輝いたAfrojackと「Can't Stop Me」でコラボすると、Shermanologyの名は瞬く間に世界に知れ渡り、その実力と人気は今や世界中のファンから認められている。Ultra Music FestivalやEDC Las Vegasに常連のように登場するShermanologyに新曲やDJ MAGについて訊いてみた。

 

Q1. 新曲“Silly Games”が、12月2日にリリースされ、聴かせていただきました。このトラックに関して、詳しくお伺いしてもよろしいですか?

Andy:このトラックは、MNEKと作り上げた作品なんだ。去年ロンドンに行き、合流して一緒に作業した。Silly Gamesは、ベースが効いたテンポのいいトラックに仕上がっててみんなに届けられるのが待ちきれなかったよ。素晴らしい仕事ができたと思っているよ。

 

 

Q2. 今年は、いかがでしたか?一番印象に残っていることを教えてください。

Andy:今年のハイライトは、時間をしっかり取り僕らの新たな音、音楽を確立できたことかな。かなり集中して仕事に取りかかった。あと、今年は新たなチームを結成し、それを確立させる時期でもあったんだ。だから今、いろんなトラックが出来上がっていて、みんなに届けられる日が待ち遠しいんだ。

 

Q3. 作曲するときに、どのようなものにインスパイアされますか?

Andy:僕らのインスピレーションは、すごく変な場所から来ていると思う。誰かが喋ったことが歌詞として使われたり、日常的に聞いている音が最終的にメロディーになったり、old schoolな曲を聴いている時にアイディアが降ってきたり。

 

Q4. アーティストとしてのキャリアで一番重要だった出来事を教えてください。

Andy:一番重要なことは、まだ無名の時にFedde Le GrandeやFunkermanとか、いろんな人たちにメールしてたことかな。あと、初めての大舞台がSensation Whiteで、何千人、何万人の前でパフォーマンスするということを実感したよ。もちろん忘れてはいけないのは、ビッグネームとコラボさせてもらいヒット曲を排出したってことだね。

 

Dorothy: Andyの初任給で今後もトラックを作れるように、パソコンを買ったのを覚えているよ。通常の仕事を辞め、アーティストというキャリアを選択するのは、時間がかかることであり簡単ではなかったね。2015年に曲調を変えたんだけど、タイミング的にはいいタイミングだったかな。これまだ、多くのリスク選んでき乗り越えてきたから自分の進む道がたとえリスクだらけでも、夢に向かった進むことは自分にとって重要なんだと気付いたよ。

 

Q5.  日本の第一印象を教えてください。

Andy:日本の印象は、忘れることはないよ。お互いが、リスペクトし合う文化ですごく良い影響になったし、人生がファッションショーみたいな場所がこの世に存在するんだってびっくりしたよ。いつ、どこでも座り込み道歩く人たちを見るだけでも楽しめたよ!今度行くときは、もう少し長く滞在しいろんな場所を訪問したい。日本で行われたGlobal Gathering Festivalは、素晴らしかったし日本に釘付けになったよ。

 

Q6. 今後の活動について教えてください。

Andy:より一層音楽に染まるよ!Shermanologyの音楽は、R&Bに影響され自然とソウルフルな曲調へとシフトしてるんだ。みんなが楽しめる音楽を提供することができるんではないかと思ってる。僕たちの音楽を確立させるためにいろんな音をいじったよ。今後の曲調には、ソウル、レゲー、サルサ、UK garage & dance hall等、僕らが育って影響された音が数多く散りばめられているから、僕ら自身のこともより深く理解してもらえると思う。

 

Q7. DJ/Producerとして、 DJ Magはどんな存在ですか?

Andy:DJ Magは、友達のDJたちが今どんな活動をしているのかとか様々な情報を得られるメディアだと思っているよ。この業界についていくには、忙しいから全てのクラブに行くことはできないけど、素晴らしい情報を提供してくれるDJ Magというメディアがあって助かるよ。

 

Q8. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。

Andy:日本のファンの方々へ、大好きだよ!いつもサポートしてくれてありがとう。近々日本に戻りパフォーマンスできること、みんなでパーティーすることを楽しみにしているよ!!

 

今、最も勢いにのっているShermanologyが世界的に認知されるようになったのは、2008年のFedde le GrandeとFunkermanのコラボ曲「3 Minutes To Explain」と言っても過言ではない。世界的大ヒットした3 Minutes To ExplainでShermanologyはその名を世界に知らしめ、Funkermanの「House For All」やFedde le Grand の「Output」などに次々と参画していった。2011年にはあのAviciiがその才能に惚れ込み、Tom Hangsとの楽曲「BLESSED」を「BLESSED (Avicii Edit)」としてリリースしたほどだ。EDMシーンに興奮を届け続けるShermanologyに今後も大注目だ。

 

BACK TO TOP