ハウス・ミュージック・プロデューサーとしてその名をEDMシーンで確立させ、活躍の場を次々に広げているオランダ出身のDJ/プロデューサー・Bakermat。1991年生まれで今後の未来も明るいBakermatは、現在ハウス・ミュージックの注目株として世界中のファンに一目を置かれている。2012年に「Zomer」をリリースして以来、「Vandaag」や「Uitzicht」、「Teach Me」などの数多くの名曲を発表し、ヨーロッパでの人気はトップクラスに仲間入りするほどだ。そんなBakermatに今後のリリース情報やDJ Magについて訊いてみた。

 

Q1. 12月2日にリリースされた“Living”を聴かせていただきました。このトラックに関して詳しくお伺いしてもよろしいですか?

もちろん!このトラックは、コラボして作成したもので、Alex ClareのCloseという曲をたまたまラジオで聴いて、ファンになりこのような形になったんだ。個人的に、彼はこの業界でかなり才能のあるシンガー・ソングライターだと思うよ!だから、一緒に仕事ができて光栄さ。このトラックのメッセージは、誰にも止められないほど夢を追いかけ、実行に移し、その夢を叶えてくれというものだ。

 

 

Q2. 今年はいかがでしたか?一番印象に残っていることを教えてください。

今年も素晴らしかったよ。ベストだったのは、Tomorrowlandで自分のステージとしてパフォーマンスできたことと、僕の”The Circus”を世界中の都会、ニューヨーク、サンパウロ、ロンドン、パリとかで実現できたことかな。フェスとかであると、パフォーマンス中は常に、vibeやプロダクション、ラインアップなどをコントロールしたいね。初めてこんなに素晴らしい経験をさせてもらったかも!

 

Q3. 作曲中は、どんなものにインスパイアされますか?

僕は、サンプラーなんだ。幅広いジャンルの曲とかを聞くよ。たまに、ジャズを流したり、メタルを聞いたり、クラシック、ファンクの流れとかで聞く時もあるよ。各ジャンルで、強みや個性的な部分があるから、それをブレンドするのが好きなんだ。

 

Q4. この業界にいて、誰に一番影響を受けましたか?

文化を超えたと思えるアーティストかな。僕はFusion Houseだけど、いろんな音楽を混ぜ込んで新たな曲を作っている。今インスパイアされているのは、Mura Masa, Childish Gambino, Mark Ronson, Tame Imapalaだね。

 

Q5. 日本の第一印象を教えてください。

実は、トランジットで東京の空港にしかいなかったんだ。でも、どんな場所か興味あるからショーをしてみたいね。来年は、いけるかも!

 

Q6. 今後の活動を教えてください。

新しいトラックBabyが1月にリリースされ、Circusのショーを2日間ロンドンでやって、スタジオにこもり作曲するつもりだよ。実は、周りに何もない田舎に住んでいるから、自転車乗ったり、犬の散歩したり、一日中作曲したりするよ。

 

Q7. DJ/Producer として DJ Magはどんな存在ですか?

この業界での世界的な情報を得られる、素晴らしいメディアだよ。あと、gearのページが好きかな。

 

Q8. 日本のファンの方々へメッセージをお願いします。

早く日本に行ってショーをしたいと心の底から思っているよ!いろんなメッセージをありがとう。来年会おう!

 

Bakermatの作り出す音楽は常にファンを魅了する。世にBakermatの名前が知れ渡るようになった1曲でもあるZomerは、間も無くYoutubeで再生回数400万回を記録しそうな勢いだ。EDMファンの耳に残る数々の名曲を生み出しながらも、ファンの前でギグをこなすことを忘れず、ビッグフェスから多くのラブコールが送られている。まだ20代であるBakermatは今後がさらに楽しみな逸材であり、彼に注目しておいて損はないだろう。

  

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