筋骨隆々としたTavi Castroは数ヶ月前にSpinnin’ Recordsと独占契約を果たした逸材である。フィットネス業界で名を知らしめ、モデル活動、そしてEngineered Lifeという会社を経営する起業家として有名だった彼が、DJキャリアをスタートさせた。Spinnin’ Records からリリースした「Survive」でデビューを飾ったばかりの期待の大型新人である。そんなTavi Castroに、新曲やDJキャリアを始めたきっかけ、DJ MAGなどについて訊いてみた。
Q1. 11月7日に新曲「So Serious」をリリースされたそうですが、この曲について詳しく教えて下さい。
So Seriousはとてもエネルギッシュで明るい曲だよ。忙しい毎日を忘れさせてくれるような感じで、一度聞いたら耳に残る曲になっているよ。
Q2. なぜモデルや経営者の仕事をしながら、今回DJとしてキャリアをスタートさせようと決めたのですか?
実は、モデルやファッションの会社を始める前に、何曲かプロデュースしていたんだ。 大学でお金に苦労していた頃、フィットネスが当時の僕にとって一番お金を稼げる手段だったんだ。不運にも、ロッテルダムでDJとしてキャリアを早くスタートすることができなかった。でも、僕のアイディアとコンセプトはフィットネス業界で大成功し、経済的に余裕ができた。だから、音楽に情熱を燃やしたいんだ。
Q3. 音楽的に影響を受けた人や曲はありますか?
僕の父はエレキギターとスパニッシュギターをずっとやっていて、僕はそんな父を見ながら育った。父は常にバンドのメンバーや友達と音楽をやっていて、僕自身もsynthesizersやeffects panelsをいじる機会があったんだ。これが音楽を始めるきっかけになったね。その後、どんどんDJにハマっていったよ。大学は、DJの本場・オランダで航空宇宙工学を勉強したよ。プログラミングとかをやりながら、少しずつ僕にしかできない音楽を見つけていったよ。
Q4.ファンが驚くかもしれない秘密が何かありますか?
飛行機がデザインできるよ(笑)僕は、典型的な筋肉バカのボディビルダーやDJではないよ。
Q5.今後はどのような予定ですか?
新レーベルの「Spinnin' Records」とやるべきプロジェクトが山ほどあるよ。chill trapやfuture bassをヒップホップとミックスする曲とか。今年は音楽に関して、特に時間の経過が早く感じたね。プロジェクトを仕上げる時間や会社のフォトキャンペーンをする時間、SNSなどを更新し続ける時間などをこれらの時間をマネジメントすることは毎日大変だよ。でも、全部大好きだからいいんだけど!
Q6. あなたにとってDJ Magはどんな存在ですか?
DJたちは情報源として、さらにインスパイアされるために常にDJ Magを読んでいると思う。 僕もEDMシーンの今後やトレンドなどの情報をDJ Magから得ているよ。DJ Magは次世代のDJやプロデューサーにとっては必要不可欠な先生って感じだよね。
Q7. 日本のファンへメッセージをお願いします。
最高の日本のファンへ、僕はみんなの言葉やカルチャーが本当に大好きだよ。かつて僕のアパレル会社のコレクションの名前に日本語を使ったよ。ダンスフロアで早くみんなに会いたいな!
異色の経歴を持ち、その存在はEDMシーンで既に一目を置かれている。デビューシングルの「Survive」はSpotifyのGlobal Viral TOP 50で28位にランクインし、Spinnin’ Recordsの担当者をはじめ、世界が驚いた。衝撃のデビューを飾ったTavi Castroは間違いなくその存在感と実力でEDMシーンをリードしていくに違いない。フィットネス、モデル、経営者など様々なフィールドで培ってきた感性が、今後EDMでどのように表現されていくのか非常に楽しみな新人であり、EDMシーンに何を仕掛けるのか今後も大注目だ。