長年ダンス・ミュージック・シーンを牽引し、間違いなくシーンの上位に位置するDJ/ProducerであるMoguai。彼にしか作れない独特なサウンドや世界観に数え切れない世界中のファンが虜になってきた。年間120本以上のギグを世界中で行い、DJ MAG TOP 100 CLUBS 2016で4位に輝いたPacha Ibizaを始めとする有名クラブやビッグフェスにも当然のように出演している。10月29日のハロウィーンには東京・SOUND MUSEUM VISIONで日本のファンを大興奮させるに違いないMoguaiに日本の印象やDJ Magについて訊いてみた。

 

 

 

日本の初めての印象はどうでしたか?

初めて日本でプレイしたのは、WOMBのTakkyu Ishinos nightでとても感激したよ。もっと早く日本に来るべきだったなって。今では、日本の大ファンだよ。だって、こんなに謙虚で礼儀正しい国がこの地球上で他にある?さらに、日本人の盛り上がりも好きだし、僕は寿司も大好きだよ。心の底から言うよ、日本が大好きって。

 

ダンスミュージックシーンで昔に比べ一番変化したことは何だと思いますか?

一番の変化は、インターネットを使えるようになって、世界中のみんながインターネットを通じてプロモーションをすることが可能になったことかな。SoundcloudやFacebookとか。常に才能があるプロデューサーによってダンスミュージック全体が影響を受け、前進しているよね。ダンス・ミュージックの未来は、間違いなく最高になるね。

 

 

いつプロデュースを始めたのですか? どのようなきっかけがあったのでしょうか?

Techno DJとしてスタートした時、他のDJやプロデューサーの曲をプレイすることに退屈していたんだ。だから、自分で小さなスタジオを作って、曲を作り始めた。Techno DJの前は、僕はスケーターでその時はパンク・ロックばっかり聴いていたかな。19歳の時にたまたま聴いたEDMにパンクと同じくらいエネルギーを感じて、DJになることに決めたんだ。いつも音楽を作る時は、革新的かどうかを意識しているよ。

 

今年の夏はどうでしたか? 次のツアーや新曲の情報があれば教えて下さい。

2016年の夏はとても驚きだったよ。今年はあまり多くのフェスでプレイしなかったと思うよ。今、僕のチームはWarner Musicでリリースされる新曲の「Pray for rain」のプロモーションをしているよ。

 

 

DJ/音楽プロデューサーとして、DJ Magについてどう思いますか? 

正直に言うと、あまりDJ MagのTOP 100 DJsのファンではないね。だって、基準がよくわからないから。DJのトップ100なのか、プロデューサーのトップ100なのか、シンガーのための、バンドのための? 色々な要素が混ざっているから、よくわからないんだ。本当に才能があるDJだってTOP 100 DJsに入っていなかったり、下位にいたりして。

 

日本のファンに向けて一言お願い致します。

今週29日に「Sound Museum Vision」でプレイできるのが本当に楽しみだよ。新曲も披露できるし! みんな最高、東京で会おう! ^_^

 

 

DJ MAG TOP 100 DJs 2016で5位に輝いたTiëstoなどの超一流アーティスト達ともコラボを行うだけではなく、Beyonceなどのスーパースターの楽曲のリミックスをも手掛けるMoguai。ビッグフェスだけではなく、小箱まで様々な場所でギグをこなせるDJはそう多くないが、彼はそのセンスと実力で見事にそれをこなしている。自分自身のセンスや音楽性を信じ、今日もまた新たな仕掛けを考え、生み出し続けるMoguaiの今後にも目が離せない。

 

BACK TO TOP