EDMシーンの新たな世界を開拓する若手DJとして大注目されているCartaは、最強DJ3人組「Swedish House Mafia」に多大な影響を受け、現在飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している。弱冠19歳で中国のEDMタレントとしてトップランナーの地位を確立した。2015年には、中国最大EDMフェスの1つBudweiser Storm FestivalでDon DiabloやAbove & Beyond、DVBBS、Laidback Luke、Skrillex、Tiestoなどとステージで肩を並べ、観客を熱狂の渦に。一気に「Carta」の名をアジア中に、さらに世界中に轟かせた。そんな大注目のCartaに今後のリリース、DJ Magについて訊いてみた。
Q1. 9月2日に新曲「Shanghai」がリリースされました。この曲は中国・上海をイメージして制作したのですか?
子供の時に聞いた中国の曲にインスパイアされたかな。子供の頃は、ほとんどを上海で過ごしていたし、曲を作っている時たくさんの記憶が蘇ってきたよ。MVを撮影するにあたり、たくさんの中国の歴史的なスポットに足を運んだし、このような形で初めてのソロレコードを出せることをとても誇りに思うよ。
Q2. 14歳の頃から楽曲制作を開始されたそうですね。何がきっかけだったのですか?
14歳の頃、ダンスミュージックの存在を知り、それらはDJたちによって作られているんだっていうことを知ったんだ。それで、自分でもやってみたくなって少しずつやっていたんだけど、16歳の時今後の自分の人生について考えてみたんだ。そして、自然にこの業界に進もうと決断できて、初めて曲を作ってみようと思ったんだ。
Q3. 初めて人前でDJをしたときのことを教えてください。
初めてのギグは、2012年の4月。とても緊張してたし、興奮したことを今でも覚えてるよ。なぜなら、初めて友達に「毎晩ベッドルームで練習してるんだ」って話した時、誰も信じてくれなかったんだ。だからこそ、自分自身がDJなんだってことを初めてのギグで証明したかったし、ひどいなんて思われたくなかった。驚くほどに、初めてのギグはうまくって、高校の友達たちからも感動したって言ってもらえたよ。
Q4. 中国は今も経済的に発展していますが、中国のダンス・ミュージック・シーンはどう変化していますか? 諸外国との違いがあれば教えてください。
ダンス・ミュージック・シーンは中国では毎日のように大きくなっているよ。毎年フェスの数は増えているし、多くの有名アーティストが中国でもプレイするようになってきた。そして、中国からDJになりたいっていう若者が多く出てくるようになっているんだ。多くの人たちがダンスミュージックのカルチャーを少しずつ理解してきているように感じているよ。でも、ヨーロッパと比べるとまだまだ発展途上。悪くはないんだけど、フェスなどのステージプロダクションに関していえば、あまり前進していないと思うよ。
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Q5. 子どもの頃はどんな音楽を聴いていましたか? また、普段はどんな音楽を聴いていますか?
ダンスミュージックは目が覚めた瞬間から寝る前まで聞きまくってるけど、ダンスミュージック以外でというなら、ヒップポップかな。友達と出かけてるときは、ダンスミュージックよりヒップポップを好んで聴いているかも。なぜなら、毎日EDMばかりを扱っているから、たまに聞くヒップホップは良い刺激になるんだ。 子供の頃のお気に入りのミュージシャンは、台湾出身ラッパー・Jay Chouだね。僕が子供の頃は、間違いなく中国一のビッグネームだったよ。
Q6. 日本にもCartaのようなDJ/音楽プロデューサーになりたいと思っている人が多くいますが、何かアドバイスをお願いします。
正直に答えると、僕のアドバイスは1つだけ。反対してくるやつとか他人は無視して、自分の好きなことを信じて続けることかな。
Q7. DJ MagはDJ/音楽プロデューサーのあなたにとって、どんな存在ですか?
みんなDJ Magについてそれぞれの見解を持っていると思うけど、個人的には、とても尊敬していて、よく読むダンスミュージックマガジンだよ。TOP100DJsにはいることをずっと夢見ているよ。
Q8. TOP100DJsの投票が今年から日本でも始まりました。日本のファンにメッセージをお願いします。
本当にみんなのサポートに感謝しているよ。今日までに投票してくれたファンのみんな本当にありがとう。いつか日本でプレイできることを本当に望んでいるし、早くみんなに会いたいよ。みんなと日本でグレートな時間を過ごせる日を楽しみにしてるよ ^_^
若さ故のエネルギッシュな彼のパフォーマンスを一度体感してみたはいかがだろうか。
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