DJ Mag TOP100DJsで2013年、2014年連続1位を獲得したHardwellは、オランダ出身のビッグルームやエレクトロ・ハウス系DJ・プロデューサーだ。オランダの人気DJ・Tiëstoと同郷というHardwellはTiëstoのもとでDJの技術を磨き続け、世界トップレベルまで登り詰めた。ファンとの交流も世界トップレベルで、ソーシャルメディアはもちろんのこと、「Hardwell On Air」や「Get in touch with Hardwell」等、独創的な方法で世界中のファンとの交流を楽しんでいる。そんなHardwellに今後のリリースについて、そしてDJ Mag Japan、日本のファンへのメッセージを訊いてみた。

 

Q1. 新作「Wake up call」について教えてください。フェスで演奏した際、周りの反応はいかがでしたか?

新作のタイトルから大体どんな曲か推測できるんじゃないかな。この曲は、高音域と大音量が特徴だね。最初に僕のセットで披露して以来、すごく人気のある曲なんだ。初回から、観客は熱狂的に受け入れてくれたし、この夏の僕のショーで、特別なレコードになったね。

 

Q2. オランダからは才能あるDJやプロデューサーが数多く輩出されていますが、貴方自身、今のご自分として成長するにあたり、周囲の環境が大きく影響したと考えますか?

Tiëstoと同郷だってことは、大いに僕に影響したね。DJとしてキャリアを目指すきっかけでもあったし。オランダは、本当に多くの才能あるアーティストを輩出してきていて、エレクトロニック音楽の温床といえるな。国全体に、ダンス音楽の根っこが広がっていて、DJとして、プロデューサーとして成長するにはうってつけの国だと思うよ。

 

Q3. DJ Mag TOP100DJsでは、2013年、2014年と、立て続けに1位を取得しましたね。当時、どんな思いで結果を受け止めましたか?

最高の思い出だよ。まさに夢がかなった瞬間だったし、ファンの皆に、僕にこの喜びを味合わせてくれたこと、一緒にこの瞬間を祝えたことに対して心から感謝した瞬間だったね。まさにローラーコースターみたいなキャリアだったと思うし、1位になったことでこんなにも多くのファンと交流する機会を得たよ。でも、1位をとったからって、大きく変わったことはないんだ。今でも世界中をツアーして回ってるし、新作や新しいショーやパーティをファンと一緒に過ごしているからね。

 

Q4. ご自身のレーベル「Revealed Recordings」について教えてください。どのように開始したのでしょう? また、レーベルに関してどの様なビジョンを持っていますか?

2010年にレーベルを開始したんだけど、毎年成長しているよ。最近では、レーベルは僕の音楽プラットフォームというだけでなく、新人アーティストにも機会を提供したり、いろんなツアーやイベントを開催するようになっているしね。トゥモローランドやウルトラ、クリームフィールズとかね。僕は、ファンにとって、年代、時代を感じさせない音楽を経験できるレーベルを作りたいと思っているんだ。それから、新しい才能を見出し、彼らが自分の音楽性を追求し、成長する機会を提供できるプラットフォームとしての機能を果たす事かな。

 

Q5. アルバム「United We Are」では、有名プロデューサー達と多くのコラボ作品を発表していますが、次回のスタジオアルバムでは、誰と一緒に制作してみたいですか?

ドクター・ドレとか、ファレル・ウィリアムスと一緒に作品を作れたらいいな。この2人は、本当に尊敬してるんだ。あと、ちょっと毛色の違ったアーティストとの共演も試してみたいね。どんな作品に仕上がるか楽しみなところがあるからね。正直、今の時点では、誰とどんな作品を作るかっていう段階には来てないから、いろんなアイデアを探っていくよ。クレイグ・デービッドとの新作「No Holding Back」では、ファンにちょっと違う面を見せることができたと思うんだ。ってことで、スタジオでおきる魔法の瞬間に期待していてほしいね。

 

Q6. ソーシャルメディアを活発に利用してますね。「Hardwell On Air」や「Get in touch with Hardwell」等、独創的な方法で、ソーシャル上でファンとの交流も頻繁にしている印象を受けていますが、テクノロジーやソーシャルは好きですか?

ソーシャルメディアは大好きだね。ファンと交流するのに最適だし、ファンからの反応を直でうけとれるからね。いつもファンがどう思っているか知りたいから、僕にはとても重要なんだ。僕がどこにいても、世界中のファンと交流できるって、本当に素晴らしいよ。ビデオや写真をシェアしたり、ファンの生活を聞いたりすることは楽しいし。最近は、僕の公式メッセンジャーのボットを始めたんだ。これで、もっと密にファンの皆と交流ができるようになるし、ラジオ・ショー「Hardwell On Air」とかを通じて、より多くのファンとの交流の機会を提供する予定だ。

 

Q7. DJ/音楽プロデューサーとして、DJ Magはどんな存在ですか?また、DJ Mag Japanに対してコメントがあればお願いします。

DJ Magは言ってみれば、クラビングご用達機関誌だな。ダンス・ミュージック・ファンやアーティストにとっての聖書みたいなもので、とにかく、長いあいだ僕自身読み漁ってたよ。最新ニュースや、最新情報を求める情報源だったからね。DJ Magの日本版が開始されたと聞いて嬉しいね。ダンス音楽が世界的に普及した成果ってことだよ。

 

Q8. 日本のファンにメッセージをお願いします。

いつも応援してくれてありがとう。ウルトラ・ジャパンで、一緒に楽しもう! See you soon, x

 

HardwellはEDMの可能性を信じ、世界中のファンに感動と興奮を届けるだけではなく、チャリティープロジェクト「We Are Foundation」で恵まれない子供たちに社会的変化を与えようと躍起になっている。ダンスシーンを第一線でリードするHardwellはEDMを通じて今日も世界中の人々にハピネスを届けている。現代のダンスシーンにおいて欠くことができない圧倒的な存在のHardwellから今後も目が離せない。

 

 

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