DJMag TOP100DJs2015で66位にランクインしたオランダ出身のFirebeatz。名だたるDJがランクインしたTOP100DJs 2015で最もエキサイティングなデュオはFirebeatzと言っても過言ではない。同じ大学に通っていたTim Benjamin SmuldersとJurre van Doeselaarが意気投合し2008年にFirebeatzを結成してから、ヒットソング「Dear New York」や「Here We F*cking Go」、「Helicopter」で支持を集め、今人気DJランキング・知名度ともに間違いなしの注目株だ。そんなFirebeatzに今後のリリース情報、DJMagについて訊いてみた。
Q1. この5月、Firebeatzは東京で開催されたエレクトリック・ズー・ビーチに参加しました。その僅か数か月、9月に再度東京でギグを予定していますね。前回の東京でのイベント、いかがでしたか? 次のショーの準備は進んでいますか?
「Electric Zoo」は僕らの日本初公演だったよ。最高に楽しかった! 観客は最高だったし、日本はとても素敵な国なので、9月の来日が待ち遠しいね。次回はクラブ・ELE TOKYOでの公演を予定してるけど、楽しみにしてくれよ!
Q2. お2人は学校で知り合ったと聞きました。どんな学校だったのですか? また、一緒に活動をするきっかけは?
そうだよ、僕らはロックアカデミーのプロデュースのクラスで知り合ったんだ。最初の課題の1つにチーム制作があって、少人数制だったから、一緒に組むことになったんだけど、いい作品ができたんだよ。で、以来Firebeatzとして活動しているんだ。
Q3. 何歳頃、音楽に目覚めたのでしょうか? そして、最初に音楽制作を始めたきっかけは?
僕らは、それぞれ異なる音楽的教育を受けてきてるんだけど、お互い、小さい頃から音楽に強い影響を受けたのは間違いないね。それぞれ、あれこれ試して、自分達の音楽を作るって選択をすることになったんだけど。最初は、経験のために、いろんなアイディアを何時間もスタジオに籠って試しまくるしかないね。
Q4. Firebeatzは、多くの有名アーティストと共作してきていますが、これらの経験があなた方の音楽制作に何らかの影響を与えてきたと思いますか?
他のアーティストとの共作はいつもいい経験だよ。だって、互いから学ぶことが多いじゃないか。作曲や制作プロセス的にも、いい影響があるのは間違いないね。
Q5. オランダ人DJ/音楽プロデューサー達は、昨今の音楽シーンに大きな影響を与えていますが、オランダの教育や文化というものが影響しているのではないかと考えたりもします。お2人はどのようにこの現象をみていますか?
オランダは小さな国だけど、競合も激しいんだ。だから、注目されるには必死に努力しないといけない。演奏の機会はいっぱいあるし、オランダ人は、互いにキャリア形成において協力しあうから、DJや音楽プロデューサーにとっては、いい環境なんだと思うよ。
Q6. 最近は新曲に取り組んでいるようですが、次回作のテーマや新作の着想について聞かせてもらえますか?
次回作は、音楽的にもリズム的にも、かなり幅の広い作品群になるよ。もうすぐリリース予定の新作はLAのスタジオで制作したんだ。
Q7. DJであり、音楽プロデューサーであるFirebeatzにとって、DJ Magはどんな存在ですか?
DJMag TOP100DJsにランクされることは気分いいんだけど、プロとして重要とは考えていないんだ。突き詰めて考えると、僕らにとって、いい音楽とファンが一番大事ってことなんだ。TOP100DJsは余興って位置づけかな。
Q8. 日本でも、今年からTOP100DJsの投票が始まっています。日本のファンにメッセージをお願いします。
日本、特に東京は僕らにとっては特別な街なんだ。日本や日本の人々が大好きだよ! これまでずっと応援してきてくれた皆に感謝だね。これまで送ってくれた応援や励ましの声に力づけられてきたよ! 今年の好きなDJにFirebeatzを投票してくれ!
DJに最も必要なスキルを、オーディエンスの空気を読むことと語るFirebeatzの2人の曲は聴いたらどれも煽情的でエキサイティングな曲ばかりだ。EDMはここ最近、一番人気のあるジャンルの1つであり、そのジャンルを盛り上げている2人の活躍にこれからも目が離せない。