フランス出身で現在マイアミを拠点に活動する音楽プロデューサー/DJのCedric Gervaisは、Lana Del Rey「Summertime Sadness(Remix)」で第56回グラミー賞「Best Remixed Recording」を受賞した実力派。Spotifyの月間オーディエンスは200万を超え、世界中でファンを獲得している。2015年には、「ULTRA MIAMI 2015」や全米最大規模の野外ミュージックフェス「Coachella」にも出演し、ダイナミックな演出で観客を驚かせた。そんなCedric Gervaisに今後のリリース、そしてDJMagについて訊いてみた。
Q1. ニューシングル“Skin on skin”がつい最近発表されたそうですが、新曲について、教えてください。
Luciana(ルチアナ)の素晴らしいボーカルを使った、本当にいい作品だよ。毎回僕のセットで「Skin on Skin」をかけているけど、セットにうまくはまるし、オーディエンスも曲に共感してくれてるみたいで嬉しいよ。
Q2. 世界中をツアーし、数多くのイベントに参加していますね。本当に常に旅に出ていますが、旅はすきですか? また、今までの旅の中で、人生で最も印象深い出来事があったら教えてください。
世界中を旅することは大好きだよ。こうして旅を続けられて本当にラッキーだと思うし、旅をしながら世界中の素晴らしい人々と出会えて幸運だと思うよ。特に感動した経験は前回のアジアツアーだな。東京に滞在していたんだけど、もう驚きの連続で、もう一度訪れることを楽しみにしているよ。
Photo by SKYP3R
Q3. 最初にDJとしてキャリアを築き、徐々にプロデュースに移っていきましたね。何が貴方の方向性を変化させましたか? また、その変化がいつ起きたか覚えていますか?
特別なきっかけみたいなのは無かったな。僕のキャリア上、必然的に生じた変化だと思う。DJとしてキャリアを積むようになって、徐々にいろんな機材を買い集めて、プロデュースの練習を始めたんだ。本当に、自分のキャリアを形成する上で、自然な流れだったと思ってる。
Q4. これまでのキャリアにおいて、個人的に一番重要だった時期について話してください。
グラミー賞受賞は特別なイベントだったよ。曲を作ってるときは、ラジオでヒットするとか、なにか特別な賞を受賞するとか考えないじゃないか。自分が好きな曲だとか自分のセットで演奏したいと思う曲しか作らないし。ラナ・レコードで編集が終わった時、今回は特別な作品になったという手応えはあったんだ。けど、いつも通り、自分のセットでかけていたら、グラミーにノミネートされて。そんなことまったく想像もしてなかった。だから、グラミー受賞は、絶対忘れない出来事だよ!
Q5. この夏も忙しいと思いますが、今後のツアー計画について教えてください。
今年の夏はヨーロッパを中心にツアーする予定だ。イビザにも何度か行くよ。9月からは北米ツアーを開始するぜ! それから、アジアツアーにも注目してくれ! まだ発表してないけどね (^^)
Q6. DJ/プロデューサーとして、DJMagはあなたにとってどんな存在ですか?
ダンス・ミュージック・ファンにとって、すごく重要な情報源だね。DJMagは常に重要なDJの特集を組んでくれるし、良質な記事が多いね。アーティストとして、DJMagで扱ってもらえることは光栄だね。
Q7. 最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。
日本のファンは皆素晴らしいよね。この秋、再びみんなと会えることを楽しみにしているよ!
Cedric Gervaisは現在、ハウスDJとして世界中から引っ張りだこの大人気DJの1人で、各国のビッククラブやイベントでプレイするほか、度々日本にも来日している。彼の人生は普通ではなく常にエキサイティングだ。それはティーンの時から既に始まっていた。14歳の時、違法ではあったが、サントロペのクラブでプレイしていたのだ。常識にとらわれないCedric Gervaisが次の時代を切り開く。