UKハウスシーンの代表的DJ/プロデューサー・Jax Jones(ジャックス・ジョーンズ)。
2014年にDuke Dumontと共に制作した”I Got U” で全英チャート1位、USダンス・チャート1位を獲得すると、その年の第57回グラミー賞で、最優秀ダンス・レコーディング賞にノミネートされ、ダンスミュージックシーンを代表するアーティストとなった。
そんなJax Jonesが、最近、フランス出身のDJ・Martin Solveig(マーティン・ソルヴェイグ)と新たなユニットを結成し、ファーストシングルをリリースした。
まだまだチャレンジを続けるJax Jonesに今回DJ MAG JAPAN独占インタビューを実施した。
Q1. 2019年も既に4分の1が経過しましたが、2019年の調子はいかがでしょうか?
2019年はただただ自分にとって良いことが連続して起こっているよ。
世界ツアーを実施して多くの新たなファンと会えたし、楽曲制作にも集中できているよ。
先月、Martin SolveigとEuropaという新たなユニットを結成して、ファーストシングルを出したばっかりなんだ。
「All Day And Night」というタイトルなんだけど、周りからの反響が良いんだ。
ビルボードの「最も成功している21歳以下の21人」にも選出されたアメリカ出身の歌姫、Madison Beer(マディソン・ビアー)も参画してくれたし、良い作品に仕上がったと思っているよ。
今年はここまで最高の時間になっているよ!
Q2. 「All Day And Night」は何にインスパイアされて作った楽曲でしょうか?
Martinが、僕のロンドンのスタジオに来た時に、スペシャルでヨーロッパのスピリチュアルな”何か”を具現化し始めたことがきっかけだね。
初めてのヨーロッパセッションのために、Martinが来たんだけど、その時彼がサックスで、何とも言えないリフを演奏していたんだよね。
そして彼が、まるで「これってタブーかもしれないけど、試してみる?」と言っているような顔で僕を見てきたんだ。
僕はその音を気に入ったけど、これはトランスになるのではないか?と感じていたね。
これがこの曲のはじまりさ。そこから色々試行錯誤があってAll Day And Nightが完成したんだ。
Q3. Europaという新たなユニットを結成してのプロジェクトになりますが、Martinとの制作活動はいかがでしたか?何か裏話がありますか?
Martinとの制作活動は、とても刺激的だったよ。不思議とずっと一緒にやってきているような感覚だけど、いつも新しいアイディアを持ってきてくれるんだ。
音楽レベルもなんだけど、人間的にもとても合っていると感じたね。だから、活動中はいい意味でスムーズだったし、とても楽しかったね。
あと、さっきも言ったけど、このプロジェクトにはMadisonが参画してくれたね。彼女は、すごくタレント性があって、彼女の声がこのトラックに本当にフィットしていると思うよ。
これ以上がないってほど、フィットしたね。
Q4. 最近ギグで必ず演奏する曲を教えてください。
1曲目は、Calvin Harris - I’m Not Alone (Camelphat remix) 。
僕の最も好きな楽曲の1つで、Camelphatのリミックスが特に好きだね。とても僕のセットに合っているんだ。
2曲目は、Axwellの Nobody Else。ダンストラックにピッタリだよ。
Q5. 最後に日本のファンへメッセージをお願いいたします。
もう日本に行ってから1年ぐらい経つかな。食べ物も、人も、カルチャーも、全部大好きだよ。
またすぐ戻れることを楽しみにしているよ!