ヒューストン生まれ、マイアミに拠点を置くDJ/プロデューサーのApe Drumsは、2014年に「Bashment」をリリースし、一気にその名をダンスミュージックシーンに轟かせた。DiploやA-Trak、Dillon Francisなどから多大なるサポートを受けている新進気鋭のアーティストとして、今世界が注目している。昨年、Diploによる世界最注目のレーベル・Mad Decentの公式パーティがSOUND MUSEUM VISIONで開催された際、多くの日本人を沸かせたことが記憶に新しい。そんな注目度NO.1アーティストの1人、Ape Drumsに単独インタビューを実施した。

 

Q1. 最新リリースに関して質問させて頂きます。何にインスパイアされて書いた曲ですか? 

今回のリリースでは、単純にシンプルで生のハードトラップを復活させようとしたんだ。トラップがEDMシーンに参入してきた当時、すごい盛り上がりがあったけど、もう既に下がりかけているよね。でも、今後のプロダクションを考えた時に、このようなサウンドは常に駆使するべきだと思っているよ。

 

 

Q2. 今までのトラックと比べて、この新曲はどのように特別ですか?

今回のリリースが、初のEDM Trapシングルになるね。”Ape Drums”としては、ベースの効いたアップテンポな曲調で、Trap色は出してなかったから新しい取り組みだったよ。これが、初のTrapトラックとしてリリースされて、既にサポートも受けているからそれだけでも意味があったリリースだよ。

 

Q3. 今、自分のセットで反応が良い、楽しいトラックを教えてください。

Ape Drums - Like This。

Ape Drums - Shellzだね。

この2つのシングルは、他もいくつかあるけど、本当の意味で自分の名を世界に広めてくれた曲でもあるから、これは今後も頻繁にプレーすると思うよ。とても誇りに思っている曲だね。

 

 

Q4. 日本の第一印象を教えてください。

日本は、大好きだよ。日本だと本当の意味で自分でいられるのかなぁ、と感じたよ。みんな好きな格好で外に出て、好きなことをして、周りの目を気にしなくて良い。日本で一番好きなのが、このファッション事情だね。一般人もとても個性的で素晴らしいし、異次元だよ。

 

Q5. 今後の予定を教えてください。

今は、アルバムを制作中でこのプロジェクトではよりクリエイティブな自分が引き出せると思っているよ。その間にも、シングルやコラボもリリース予定だね。今年は、前よりもっとアクティブに業界で活動していくつもりで、今はこれが一番重要なことだね。

 

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

日本のみんな、エネルギーをなくさず、次回会えるのを楽しみにしているよ!みんなのエネルギーが大好きだよ!

 

 

Ape Drumsのダンスホールのリズムに合わせEDMを入れる独自のプレイスタイルは、今なお多くの観客を魅了する。ファンだけではなく、同僚のアーティストたちからも信頼され、AlunageorgeやSean Paul、Yellow Clawなど数々のアーティスト達のリミックスを依頼されるようになるまでになった。さらに、Silent AddyとレーベルVISION SOUNDを共同で設立し、ダンスホールとエレクトロミュージックのギャップを埋め、両方のサウンドを上手く融合させたリリースを行っている。私たちが見たことのない世界を見せてくれるに違いないApe Drumsに今後も注目だ。

 

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