2017年、数々のヒット曲をリリースしてきたRetrovisionは、弱冠21歳にして多くのアーティスト が憧れる道をすでに通ってきている。楽曲をリリースする度に、David Guetta、Afrojack、Galantis、Dillon Francis、Steve Aokiなどの大物がサポートを表明し、瞬く間にRetroVisionの名が世界で注目されるようになった。そんなRetroVisionが新曲をDJ MAG JAPANにわざわざ届けてくれたので、今回単独インタビューを実施し、楽曲制作の裏話や今後の予定などを訊いてみた。

 

Q1. 最新リリースに関して質問させて頂きます。何にインスパイアされてこの曲を書いたのですか?

この曲は幼少期の頃の経験が関係しているよ。もともと僕のお母さんが、頻繁にカセットテープやCDを買っていたこともあって、成長と共に様々な音楽を聴くことができる環境で育ったよ。その時代の音楽やそれより前の音楽を自然と聞かされていたよ。この新曲 “Get Down” を書き始める前に、昔よく聴いていたオールドスクールなバイブスを表現しようと意識をしていたね。それで、有名な曲をサンプルしようと思い、それに僕の Future House感を加え、新しい音楽を自分の手で作成してみたんだ。

 

 

Q2. 今までのトラックと比べて、この新曲はどのように特別ですか?

毎回新しくリリースされる曲は、前の曲より特別な曲にしようと意識しているけど、それに集中するとRetroVisionの音楽の方向性を見失うときもあるから、そこは頭の隅っこには置いているよ。今回の “Get Down” は、今までの僕の音源とは一味違う感じでもあり、新しい一面が見られると思うよ。 

 

Q3. 自分の今のセットで欠かせないトラック一つか二つ教えてください。

TV Noise - 808 は、セットを盛り上げるパンチのある曲だよね。あと、IDの”Kick It”は、ここ1年以上かけているかな。観客の反応が良すぎるから、しょうがないよね。まだリリースされていない曲を流して、みんなの反応を見るのも楽しいけど、自分のセットで他のDJたちがプレーしていないIDを流すのは、個人的に大好きだよ!

 

 

Q4. 日本の第一印象を教えてください。

去年の11月に行ったけど、とても素晴らしい国だと思うし、完全に惚れたよ!都内のクラブでプレーしたショーでも、みんなが僕の曲を歌ってくれたし、そもそもあんなに人が来てくれるとは思ってなかったよ。

 

Q5. 今後の予定を教えてください。

今、ビッグネームのオフィシャルリミックスを手掛けているのと、オリジナルも幾つか完成間際だよ。もしかしたら、Musical Freedom、NCS、Hexagonからもリリースがあるかもね!

 

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

みんなのことが本当に大好きだよ!また早く日本に戻りたいよ。DJ MAG JAPANの記事を読んでいるみんなだけに独占情報を言うよ。今、日本でのツアーの話を進めているから、近々また会えると思うよ!

 

 

2017年のヒット曲 “Over Again”、”Nobody Else”、”SICC”は、Spotifyで合計460万回以上も再生されるだけではなく、Tiësto や Martin Garrix、Alan Walkerらが”Get Down” をEDC Las Vegasで披露した事実を知れば、RetroVisionのポテンシャルを十分知ることができる。将来TOP 100 DJsへのランクインはもちろんのこと、業界の中心人物として活躍することが確約されているRetroVisionに大きな期待と注目が集まる中、2018年夏、どのようなエキサイティングなプロジェクトで私たちを驚かせてくれるのか、楽しみだ。

 

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