DJ MAG TOP 100 DJsでもお馴染みのDavid GuettaやDanny Ávila、 Morgan Page、R3hab、そしてあのAviciiがサポートし続け、トップアーティストへの階段を登り続けるDr. Shiver。1999年からダンスミュージックシーンで音楽作りに力を注ぎ続け、2002年にArt&Music Recordingを立ち上げると若手アーティストや世界中の才能を世に出そうと今日までストイックに仕事に励み続けている。そんな彼に今回DJ MAG JAPAN単独インタビューを実施し、今後の予定や楽曲について訊いてみた。

 

Q1. 最新リリースに関して質問させて頂きます。何にインスパイアされてこの曲を書いたのですか?

そうだね、”Rescue Me” の話をしようか!

親友のJegersとスタジオに入っていて、彼らがとてもいいデモを持ってきくれたんだ。サビのドロップは、最高にパンチ力があったんだけど、イントロ、ブレイクダウン、編曲、アウトロはまだまだって感じだったんだ。だから、これを一緒に作業しようよ!と提案して、修正して完璧に仕上げたよ。何回かスタジオに通って作業して、Hammond B3 lineをブレイクダウンでレイヤーを作るために使ったり、いろいろと細かいところまで作業したね。プロダクション的には、いい作品になっているはずだよ!

 

 

Q2. 今までのトラックと比べて、この新曲はどのように特別ですか?

この曲は、他の曲と同じぐらい特別だよ。プロデューサーにとって曲は、赤ちゃんのようなものであり、「どの子どもが一番好きですか?」なんてお母さんに聞けないだろ?それと同じだよ。そう考えると、この曲は今までリリースしてきた曲と同じぐらい特別で、プロダクション的にも素晴らしいと思っているよ。

 

Q3. 自分の今のセットで欠かせないトラック一つか二つ教えてください。

Luciana & Dave Audè - Yeah Yeah John Christian Remixは、間違いないね。これは、エネルギッシュだし、パワフルな曲で絶対に外さないね。もう一つは、僕とブラザーのDavid Allenがコラボした “Wusu” だね。これもパワフルでキャッチーでもあるから、みんながノリやすいと思ってプレーしているよ。でも、正直「必ずこれをかけよう!」という意識でステージの上には上がってないね。その場の雰囲気を読んだり、その時の感情に従って選曲をするのが、個人的に好きなんだ。アドリブってやつだね。だから、たまたま同じ曲を20回違うセットで流している時もあれば、20回ショーをして一回も同じ曲をかけなかったこともあるよ。

 

 

 

Q4. 今注目しているアーティストを教えてください。

僕が、今注目しているアーティストの中で数名は、将来が明るいと勝手に思っているよ。それは、もちろんプロデューサーであり、ミュージシャンでもある、本当に作曲に才能がある人たちだね。まだ20歳で、イタリアンのブラザーDavid AllenやオランダにいるSWAQもクレイジーなことをやっているし、フランス人のSolberjumは、オリジナリティーに長けてるよ。今回の “Rescue Me” でコラボした Jegers も才能に溢れているね。ぜひチェックしてみて!

 

Q5. 今後の予定を教えてください。

いろんなことがスケジュールに入っているよ!Art&Music Night Live イベントは、先日ローンチして、Youtubeで “Dr. Shiver Presents: Art&Music Recording 2018 Miami Compilation LIVE Dj set” と検索したら出てくるよ。David Allen、ProtocolからMaximals、AxtoneからMichael Feinerもゲストで次出演してくれるよ。

その他だと、6つのリリースがカレンダーに散りばめてあり、自分のレーベルからも出れば、他の大手からも出るよ。6月30日には、イタリアの港町Riminiで開催されるMoloStreet Parade のメインステージで出演して、10万人の前でプレーするんだ。

 

Q6. あのPharrellやFrank Oceanなども訪れる“Art&Music Studio” を運営しているとのことで、彼らのようなジャンルは違えどトップアーティストが、自分のスタジオを使ってくれるということをどのように受け止めているのでしょうか? 

スタジオを運営するのは、自分のキャリアにおいてもとても充実していることだと認識しているよ。スタジオを運営するのは、とても楽しいよ。でも、常に何が起きているかを把握しなくてはいけないから簡単ではないね。特に、自分のプライベートの時間も犠牲にすることが多いよ。”State of the Art” スタジオを運営するということは、利用してくれている人たちが、アートを生み出せる環境であることを意識しているから、チームにはなるべく利用者から改善点などのフィードバックをもらうように指示しているよ。もちろん、機材は常に正常で機能することも確認しないといけないし、メンテナンスもしているよ。でも、PharrellやFrank Oceanなどのビッゲネームもが利用してくれるということに、僕はとても光栄だと思っているし、日々の作業があってこそのことだと思うよ。Pharrellが、初日に僕のとこにわざわざ来てくれて、こう言ったんだ。「ここは、僕が使ったスタジオの中でもTOP3には、絶対はいるよ!」こんな光栄なことそうそうないよね!!

 

 

Q7. 日本のファンへメッセージをお願いします。

みんな、常に僕をサポートしてくれてありがとう!新しいフレッシュなミュージックがこれからどんどんリリースされるから、ぜひチェックしてね!

 

 

CEO、プロデューサー、ミュージシャン、DJ、サウンドエンジニアなど様々な肩書きをもつDr.Shiver。今回リリースした新曲「Rescue Me」もリリース直後から世界中で評価を得ている。イタリアのミラノで生まれ育ったDr.Shiverはインタビュー後に「まだまだ上を目指す」とDJ MAG JAPANに語ってくれた。ミラノから世界へ、挑戦を続けるDr.ShiverをDJ MAG JAPANはこれからも応援し続ける。

 

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