Madison Mars を紹介する時、その凄さを一瞬で感じることができる「デビューからたった2年でTomorrowlandのトリを飾った」というエピソードは、今なおダンスミュージックシーンで語り継がれている。さらに、昨年リリースした"Atom"は、DJ MAG TOP 100 DJs 2017で1位を獲得したMartin Garrixが、Ultra EuropeやTomorrowlandでプレイしたことで大きな話題となり、Madison Marsの注目度は今急上昇している。そんなタイミングで、DJ MAG JAPANの独占インタビューに応えてくれ、新曲や今後の予定などをシェアしてくれた。

 

Q1. 最新リリースに関して質問させて頂きます。何にインスパイアされてこの曲を書いたのですか?

夏のフェスシーズンを意識して作業に取り組んだトラックだね。”Back The Funk”は、僕のDJセットにさらなるエネルギーを与えてくれるトラックであり、ハウス内でのいろんなジャンルの要素が詰まっているよ。このトラックは、メインステージのバイブスだね。

 

 

Q2. 今までのトラックと比べて、この新曲はどのような作品ですか?

このトラックは、今までのプロダクションとは違った要素を多く含むから特に特別なトラックかもね。今までは、メロディアスなドロップとビッグなブレイクダウンが僕の曲のイメージだと思うけど、スタジオに入ったら何が起こるか分からないよね 笑 だから今回は、アグレシッブにビッグなベースラインがメインになったトラックが完成したんだ。

 

Q3. 自分の今のセットで欠かせないトラックを1つか2つ教えてください。

Retrovision - Get Downは、ここ数ヶ月頻繁にかけているトラックだね。オールドスクールなレトロ感のバイブスが好きで、サンプリングの The Shapeshifters - Lola’s Themeも元々ファンなんだ。

もう1つは、僕の “Atom”だね。でも、The Weekndのアカペラが載っているバージョンだね。僕は勝手に “Can’t Feel My Atom”と呼んでいるよ 笑 ヴォーカルとメロディーの感じがちょうどいいんだよね。僕のギグヤショーのイントロで使うことが多いよ。

 

 

Q4. 今までで一番印象に残っているギグやショーを教えてください。

いろんな国や地域に行ってプレーしてきたけど、すごい印象に残っているのは、去年の東京でのショーだね。日本人は、やっぱ育ってきた文化が違いすぎて、いい意味で驚かせられたよ。しかも、みんな優しい心を持っているし、好きな音楽を聴いている時は感情に逆らわず素直にそれを体で表現してたね。早くまたみんなの前でプレーしたいよ!

 

Q5. 今後の予定を教えてください。

ここ最近は、スタジオにこもっていろんな作業をしていたよ。ここ数週間で、Cash Cash、Sting&Shaggy、Galantisの3つのリミックスをリリースするよ。今年の夏には、オリジナルもリリーススケジュールに入れてあるし、ヴォーカルのトラックとクラブ、フェス用のトラックだね。あと、Lucas&Steveとのコラボももうすぐ出るからチェックしてね!

 

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

日本は、僕にとってとても特別な場所だよ。去年の東京と大阪のツアーで、短い間しか滞在できなかったけど、もっと日本という国の歴史や文化を知りたくなったよ。また近々みんなに会えるのを楽しみにしているよ!

 

 

エストニア出身のMadison Marsは、昨年のSpinnin' Sessionで来日を果たしており、一流のパフォーマンスに多くの日本人が熱狂した。トランスからフューチャーハウスへ転身し、新たなサウンドを創り続けるMadison Marsは、今年の夏もエキサイティングなプロジェクトを仕込んでいるらしく、今後の一挙手一投足から目が離せない状況だ。世界のトップスターが注目し、サポートし続けるMadison Marsにぜひ今後も期待して欲しい。

 

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