オランダが生んだDJ・プロデューサーJonathan Tan、別名 Wantiggaは、幼い頃からチャーチに通っていたこともあり、ゴスペルやソウル、ジャズなどから今の音楽スタイルのヒントを得たそうだ。そしてその音楽的感性に、ダンスミュージックが融合し、現在の独特な音楽を創り出すことに成功、徐々に人気が出てきている注目株だ。そんなWantiggaに今回DJ MAG JAPAN単独インタビューを実施し、楽曲や日本へのメッセージなどを訊いてみた。

 

Q1.  最新EPについて教えてください。

二日酔いの朝に二度とお酒は飲まないと誓ったり、給料日前にお金がなくなり節約しようと決める時のように、失敗や苦労は人生をよりポジティブな方向へ導いてくれると考えているんだ。だから、このEPは、僕たちの人生を豊かにしてくれる”苦労”への感謝を表した曲なんだ。

 

 

Q2. これまでのご自身の作品と比べて今回のEPの違いは何でしょうか?

僕的には、今回はこれまで以上に実験的なEPになっているよ。そして、収録されているインストルメンタルトラックでは僕の中にある特別なイメージを表現しているんだ。例えば、父親になったばかりの友人を思い浮かべて“Interlude” を彼への子守唄として制作したんだけど、こんな制作の仕方は今までとったことがなかったんだ。より皆さんがこのEPに収録されている曲と深く繋がってくれるよう願っているよ。

 

Q3. ライブセットの中で、必ずプレイする曲を教えてください。 

Preditah & Jorja SmithのOn My Mind とYaejiのRaingurl かな。この曲がクラブを揺らす瞬間が大好きなんだ。この2曲はUKハウスのテイストが強い曲なんだけど、僕のHip HopとFuter Beatを中心としたセットに完璧にマッチするんだ。

 

 

 

Q4. 今後コラボレーションをしたいアーティストはいますか?

たくさんいるよ。でも特に、Yaejiとコラボしてみたいね。ドープなサウンドになることは間違いないよ。

 

Q5. アマチュアDJへ何かアドバイスはありますか?また、あなたはアマチュア時代に、どのようにしてプロデューサーとしてのスキルを磨きましたか?

僕はラッパーへビートを作ることから始めたんだ。HipHopの大ファンだったし、友人たちとよくスタジオで遊んでいたからね。そして様々な人達と一緒に制作することでたくさんのことを学んだよ。そしていつも学習意欲に燃えているから、制作が楽しくて仕方ないんだ。このメンタリティが成功への鍵だと思うよ。情熱と努力が最も大切なことさ。

 

Q6. 日本のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

僕は日本が大好きなんだ!皆さん、僕のショーに来て、僕と友達になって、一緒に音楽を楽しんみたいんだ!もしくは日本のオススメのレストランに連れて行ってください!Arigatōgozaimasu!! 

 

 

各メディアに、将来有望な人に使われる「up-and-comingアーティスト」と紹介され、今後の活躍がさらに楽しみなWantigga。今回のEPは、流行を先取りすることで有名なフランスのRoche Musiqueからリリースしたこともあり、業界関係者らが彼のポテンシャルに注目し始めている。ますます活躍が楽しみなWantiggaを是非チェックして頂ければ幸いだ。

 

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