オランダ出身のZonderlingは、ハウス、エレクトロニックを得意とする注目のデュオだ。DJ MAG TOP 100 DJs 2017で26位に輝いたLost Frequenciesとコラボした「Crazy」は、未だにベルギーとドイツのチャートでトップにランクインしており、Spotifyでも3000万回再生を突破するなど、その勢いはとどまることを知らない。卓越した音楽センスを武器に、世界中で活躍するZonderlingに今回DJ MAG JAPAN独占インタビューを実施し、最新曲や今後の予定などを訊いてみた。

 

Q1. 最新曲について教えていただけますか? 

僕たちはADEのLost FrequencieのパーティでKyeがFleixとパフォーマンスをしていた時に出会ったんだよ。自己紹介をして、もしよければ曲を書く、もしくは素晴らしいボーカリストとして一緒に曲をやらないかってね。最終的に彼は両方やってくれたよ!

Kyeがボーカルのデモを送ってくれた時は、その素晴らしさに興奮したよ。スタジオではすぐに3連符をリバースさせるアイデアが決まり、それがすべての要素の決め手になるサウンドになったんだ。

そして最高のボーカルと他の要素が加わってこの曲になったのさ。

 

 

Q2. これまでのお2人のトラックに比べて、最新曲の違いはなんですか?

僕たちはボーカルソロのトラックをこれまでリリースしたことがないんだ。これが違いかな。テンポも違うし、三連符のリズムも違うよ。これまでとは全く違うインパクトを持った曲だよ。

 

Q3. ライブセットで必ずプレイする曲を教えてください。

最初はもちろんLost Frequencieとのコラボレーション曲、”Crazy”だよ。僕達のキャリアに大きな影響を与えた曲なんだ。未だに、ラジオやクラブでかかっているからね。そして、長いボーカルラインがショーでは特別な瞬間を演出してくれるんだ。

もう1つは、間違いなくTunnel Visionだね。僕達の初めてのクラブヒットであり、僕達の名前を世に知らしめてくれた曲さ。とんな時でもクラウドをクレイジーに盛り上げてくれるよ。

普通の曲に見えて、奥にキャッチーさを秘めている素晴らしい曲だよ。

 

 

 

Q4. 今後コラボレーションをしてみたいアーティストはいますか?

特にはいないかな。数え切れないほどのアーティストとのコラボレーションがイメージできるんだけど、最終的にはアイデアを共有できるかどうかかな。

 

Q5. プロを目材しているアマチュアDJに対して、どのようにDJのスキルを得たか等アドバイスいただけますか?

個人的に好きな音楽を突き詰めていくことが大切だと思うよ。僕は17歳の時にレコードで趣味としてDJを始めたんだけど、その時マイアミからモンゴル、そして世界中の音楽をミックスしている素晴らしさに気がついたんだ。そして、ローカルパーティからスタートして、DJコンテストにも出て。

僕からのアドバイスは、自身が好きなもの、そして自分のやり方でやることさ。富や名声を求めるためではなくね。こういうことはよく聞く内容だと思うけど、あなたを幸せにするにはそれしかないんだよ、実際。そして、挑戦と忍耐、そして飽くなき向上心が大切かな。それしかないよ。

 

Q6. 日本の皆さんにメッセージをお願いします。 

僕達の仲間から、日本は本当にいいところだって聞いているよ!初めての日本でのパフォーマンスが早くできないかって、いつも待ち遠しいよ!僕達から目を離さないでね!

 

 

2018年は昨年以上に忙しくなりそうだと話してくれたZonderlingの2人。一度聞いたらやみつきになるサウンドを武器に、2018年のサマーシーズンは世界中のフェスやクラブでパフォーマンスをし、私たちを興奮させてくれるに違いない。最近はコラボ楽曲が多く、そのクオリティの高さに注目が集まるZonderlingの2人から今後も目が離せない。

 

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