オーストラリアのダンスミュージックシーンのトップに君臨するRight-O。デビューしてから今まで築き上げた輝かしいキャリアが今世界という舞台で注目を浴び始めている。2017年末には2作品がSpotifyにて70万回を突破。この勢いで2018年の新作”First Time”がリリースされる。この度、彼の新作や2018年の抱負など、DJ MAG JAPANがインタビューを実施した。

 

Q1. 新作”Frist Time“について教えていただけますか?

“First Time”は長い時間をかけて完成した曲なんだ。最初はStacyのボーカルを別撮りしていたんだけれど、一緒にスタジオでセッションをした際、その歌声に感動し、僕が作った歌詞を歌って欲しいという感じで共に制作する形になったんだ。この曲は多くの人に愛してもらう一方で自身のアンダーグラウンドなテイストをも感じ取ってもらえるような曲に完成させたかったし、そのイメージ通りのものとなったと思うよ。 

 

 

Q2. 2018の調子は今ところどうですか?今年の抱負等も教えてください。

2018年はすごく不思議な縁がたくさんあるよ。”First Time”が自身の本年一作目となるけれど、その傍らショーをオーガナイズ中で素晴らしバンドやアーティストに出会うことができたんだ。今後新作を発表する度に、誰にも真似できない自身のオリジナリティを洗練させていきたいと思っているよ!

 

 

Q3. これまであなた音楽ライフに最も影響を与えて人物は誰ですか?

Defected Recordingsの楽曲全てだね。Defectedがオーストラリアで開催したショーでパフォーマンスができる機会があったんだけど僕にとっては最高の瞬間だったんだ。その他にはClaptoneだね。彼の最新アルバムは鳥肌ものだよ。

HouseやTechno以外のテイストを取り入れるためにも、僕はラップ音楽の研究もずっと続けていて、Kendrick Lamar、Vince Stales、Childish Gambino、Franck Oceanにも感化されているよ!

 

Q4. プロデューサー・DJになった経緯を教えていただけますか?

僕のこの旅が始まったのは初めてダンスミュージックを聞いた時からなんだ。確か2007年くらいかな“Ministry of Sound Annual”というコンピレーションアルバムをプレゼントでもらったのがそれさ。その中にはEric Prydzの”Call on Me”やTonite Onlyの”Where The Parties At“、Fedde Le Grandeの”Put Your Hands Up For Detroit”などが収録されていたよ。それからナイトクラブに足を運ぶようになってDJというコンセプトにのめりこんでいったんだ。その場の空気を支配しするその姿に憧れたね。DJのスキルは少しづづ学んでいったよ。Jamesとあったのはそのくらいの時かな。彼が楽曲制作の知識・経験を、そして僕がDJのスキルを共にシェアし合いお互いを成長させていったんだ。加えて、Youtubeのチュートリアルや本を読みあさりながら制作の知識をつけていったよ。

 

Q5. 楽曲制作のほかに今後何か予定している企画はありますか?

音楽の範囲は超えてしまうんだけど、僕のビジネスパートナーとマネジャーであるChristina RinaldiとCartel Managemetn AustraliaというPR・デジタルマーケティング・ブランディングの映像を撮っているんだ。

アーティストとして必要な要素全てを学ぶためにね。音楽業界へより深く根を張るためには様々なスキル・知識が必要だと経験する機会が何度もあったんだ。だからこれからの若いDJ・プロデューサー達が彼らの音楽的な才能を台無しにすることがないようにビジネス的な面もサポートできればという思いでこのプロジェクトに取り組んでいるよ。この取り組みは僕の情熱であり、今後の僕の人生でやるべきことが詰まっていると感じているんだ。 

この取り組み・コンセプトを他の業界にも浸透させ、この情熱の連鎖を巻き起こしていきたいんだ。

 

 

2017年の楽曲リリースの成功から、2018年もその一挙手一投足に大きな注目が集まるRight-O。ハウスミュージック界に革命を起こすべく、高いモチベーションを保ち楽曲リリース、パフォーマンスに望んでいる彼の名前が、今年より多くの世界で聞かれることは間違いないだろう。ぜひ日本のファンの皆さんもRight-Oの楽曲に注目して頂ければ幸いだ。

 

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