Oliver HeldensやDon Diabo、Felix Jaehn、Kungsらのステージにも登場し話題となった23歳のLuca Schreinerは、アップカミングアーティストとして各所から注目を集めている。Spotifyでは50万ストリーミングを達成し、UltraやSony、Armadaなど世界のトップレーベルから多くの楽曲を世界に向けて発信している。今回、そんなLuca Schreinerから新曲をリリースしたとの連絡が入り、DJ MAG JAPAN独占インタビューを実施した。若くして世界で活躍するアーティストになりつつあるLuca Schreinerの心境に迫った。

Q1. Mark Bale ”Addicted To You”のリミックスを筆頭に数々のリリースを成功させて来られましたが、何にインスパイアを受けられましたか？

Markは僕にとって長年親しくしている友人の一人なんだ。彼がトラックを数ヶ月前に送ってきた時、そのトラックをすぐに好きになったよ。そして、ダンスポップなサウンドはオリジナルで完成していたから、僕はオリエンタルサウンドを加えることで、少しシャープさを加えてみようと考えたんだ。それがうまくはまったよね。

Q2. Spotifyでの50万ストリーム達成など、短期間で稀に見る成功を収められましたが、キャリアスタートの時点でそれらの成功を予想していましたか？

考えたこともなかったよ。おそらく、有名なトラックのリミックスを手がけたことが功を奏して僕の名前を皆さんに認知してもらえるようになったことが僕のキャリアに大きく影響していると思うよ。

Q3. OMI,Louis Tomlinson, Alessia Cara, James Arthurなど著名アーティストの楽曲をリミックスされてきましたが、制作段階において実際どのようにこれらの制作に取り組み、どのような工夫を必要とする作業でしたか？

彼らのようなアーティストの楽曲をリミックスすることは、僕にとっていつもかなりエキサイティングなことだし、とても光栄に感じている。けれど、それと引き換えにかなりプレッシャーのかかる作業にはなるよ。

そういった状況下で最も効果的なTipsはオリジナルにはないサウンドを見つけてそれをブレンドすることだよ。それとレーベル、もしくはアーティストと直接話して、彼らが楽曲を作成した当時イメージしていたものや表現したかったもの、そしてリミックスに何を求めているかを理解することも大切なことだと思うよ。

Q４.次はどのアーティストの楽曲をリミックスしたいですか？

The Chainsmokersの楽曲をリミックスしてみたいね！僕は彼らの楽曲が本当に好きだし、”Roses”を聞いた時から僕は彼らの音楽に夢中なんだ。

Q5. 2018年に予定されているライブやショーなどありますか？また、パフォーマンス時にはどのような機材を使用されていますか？

今年の４月にRobin Schulz、Timmy Trumpet、Nervo等と共にWorld Club Cruiseでパーティーを予定しているよ。地中海でクルーザーの上でパーティができるなんて本当に最高の思い出になりそうだよ。加えて、ドイツでいくつかのショーをするんだけど、もう少ししたらアナウンスできそうだよ。Pioneerのセットアップでプレイすることがほとんどかな！

Q6. World Club DomeやMargueeなどの巨大フェスやクラブでOliver Heldens、Felix Jaehn、Kung等と共にパフォーマンスを成功させて来られましたが、最も印象に残ったパフォーマンスなどあれば教えてください。

Marquee New Yorkでのパフォーマンスはとても印象的だったね。世界で最もレベルの高いクラブの一つだということに加えて、僕のUSでの初めてのパフォーマンスだったんだよ。The World class domeでのプレイも忘れられないけどね。このイベントに観客として行っていた時のことを思い出して、あのステージに立てたことにとても感動したことを覚えているよ。

Q7. 日本のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。 

日本へはまだ行ったことがないけど、日本食や日本の方々が僕は大好きです。僕のやりたいことリストの一つは間違いなく日本へ行くことだし、そこで皆さんにお会いすることです！

OMIやLouis Tomlinson、Alessia Cara、James Arthur、Matoma、Shaggy、Pitbullらの楽曲をリミックスし、Ultra Musicの担当者を驚愕させた音楽センスを持つLuca Schreinerは、近い将来ダンスミュージックシーンを引っ張る存在になるかもしれない。最近では、世界中のビッグフェスや有名クラブでのパフォーマンスも増えて来ており、2018年はLuca Schreinerの名前をさらに聞くことになるだろう。可能性が無限大にある彼を2018年も是非多くの日本人の方にも注目して頂きたい。