香港No.1 DJとして、アジア圏を中心に活動の場を広げるJamaster A。これまで、DJ MAG TOP 100 DJsでもお馴染みのArmin Van BuurenやSander Van Doorn、Markus Schulzなどにサポートされ、着実に力を付けてきたアーティストだ。そんな彼が今回、日本盤のベスト・アルバムをリリースしたとの連絡が入った。小室哲哉など日本の音楽業界を支え続ける重鎮たちともコラボし、日本にも造詣が深いJamaster Aに今回DJ MAG JAPAN独占インタビューを実施、最新楽曲や日本の印象などを訊いてみた。

 

Q1. “The New Art Of Asia”のリリースおめでとうございます!このアルバムについて教えていただけますか?

このような機会をもらえて本当にうれしいよ。2010年に僕が中国のDJとして初めてDJ MAG ランキングの279位にランクインできたことや、この記事がアジアのDJ達に勇気を与えられるよう願っているよ。

“The New Art Of Asia”は僕のこれまでの12年間の作品からとっておきの曲を集めたベストアルバムなんだ。僕の過去の作品にはBells Of Tiananmen / Heart Of Asia / I Miss You Missing Me / Nanjing Express / One Night In Beijing /六月雪/ 古事記/ 梁祝化蝶等があるけれど、Spinnin Records、Black Hole Recordings等の大手レーベルからリリースされたものや、“東方神迷”というEMI China Gold Typhoon Musicよりリリースされたアルバムに収録されたもの、またAndrew Rayel 、Paul Oakenfold 、Airbase 、Oryon 、Shaun Bakerなど世界的に有名なDJにリミックスされたもの等、思い入れのある作品ばかりで、アジアのダンスミュージックシーンをもっと世界へ発信したいという僕の夢が詰まっているよ。

 

これまでの僕の作品を少し紹介するね。

2005年に僕が東洋のサウンドをトランス音楽に融合させるオリエンタルトランスという新たなジャンルに目覚め、Bells Of Tiananmen & One Night In Beijingというオリエンタルトランスの最初のシングルを完成させた時、Spinnin Recordsとの契約を勝取り、さらには世界トップレベルのDJ Tiestoがツアーでこのシングルをプレイしてくれるなど厚く支持してくれたんだ。2010年~2013年にはTrance Top 1000" in the world. 2007にも選ばれたね。 

2007年に日本屈指の作曲家、坂本龍一のMerry Christmas Mr.Lawrence (Heart Of Asia)のリミックスを手掛けた時は、それが世界トップクラスのDJ、Paul Oaknfoldにリミックスされたことや、再度Spinnin Recordsからリリースされたこと。さらに Godskitchenをはじめ40のコンピレーションアルバムにも収録される結果となったんだ。

2011年にはBlack Hole recordingsよりリリースされた9番目のシングル"Nanjing Express"がArmin Van Buurenの「A State Of Trance #519」にて"Tune Of The Week"として紹介されArmin Van Buuren 、Markus Schulz 、Sander Van Doornのコンピレーションにも収録されたんだ!

 

2012年には中国のスーパーシンガーBi Bi Zhou (周筆暢)とのコラボレーションによりをリリースした「I Miss You Missing Me」はAndrew Rayelにリミックスされたよ!

この12年におよぶトランスミュージックの探求を終え、今僕はBig Room /Electro /Trap /Hardstyle等新たなスタイルを確立することに挑戦していて、最新シングルはVInaiのレーベル“ZerThirty” & Media Recordsからリリースされたよ。これからもオリエンタルサウンドを加えた僕の楽曲がアジアダンスミュージックシーンの興隆に貢献できるよう挑戦していくよ。

 

 

Q2. 音楽の特徴を教えてください。

僕の作品の中で最もヒットし、中国の伝統的な楽器“Gu Zeng”のサウンドを取り入れた“Bells Of Tiananmen”は、2005年時点でこれまでにない真新しいものだった。だから、この曲によって”Oriental Trance”というジャンルを創りだすことができたんだ。当時オリエンタルサウンドをダンスミュージックに取り入れようとした人はいなかったからね。そして、この曲のリリース後、たくさんのDJ達がオリエンタルサウンドとダンスミュージックの融合に取組むようになっていった。だから僕の作品にはダンスミュージックの新たなスタイル・そしてトレンドを創る力があると思うよ。 

 

 

Q3. 最近のライブセットで必ずプレイする曲を教えてください。

“Bells Of Tiananmen” と “Merry Christmas Mr.Lawrence (Heart Of Asia)”だね。今でもこの2曲をかけるとオーディエンスを驚くほど盛り上げることができる。この2曲はアジアダンスミュージックの中で最も記憶に残る美しいメロディを持った曲だよ。

 

 

Q4. AWAKEについて教えていただけますか?

Awake Festivalは中国・広州で1月20/21日に開催される大規模なフェスティバルで僕はブッキングとオーガナイズをサポートしているんだ。これまで僕たちはSteve Aoki / Dash Berlin / Vinai / Aly & Fila / Showtek / Vicetone / Coone / Kryoman / Must Die /Jamaster A等世界トップクラスのDJのブッキングを成功させ、2日間の間で15000人の参加者を記録したんだ。今年はこの“Awake Festival”を3-5の市で開催するよ!

 

 

 

 

Q5. 日本に対する第一印象はどのようなものでしたか?また最も印象に残った出来事等あれば教えてください。

2000-2004年に小室哲哉と仕事をした時が僕にとっての日本を初めて感じる瞬間だったよ。 その時、僕は音楽ディレクターとして安室奈美恵 / Y.U.M / Balance / Celine / Wendy Yip等、彼のアーティストへの楽曲プロデュース・リミックスを手掛けていたんだ。 安室奈美恵のNamie Aumuro –Please Smile AgainはオリコンシングルチャートNo2を獲得したよね。

そして2014年、小室哲哉が彼の日本ツアーに僕を招待してくれて東京のClub Visionそして大阪のGiraffeで最高のツアーを成功させることができた。 

1つ悲しいことは、小室哲哉が引退することだね。彼へのサポートは可能な限り続けていくし、彼の音楽ライフがさらに幸せなものになるよう祈っているよ。 

 

 

Q6. 日本のファンの皆さんにメッセージをお願い致します。

僕の楽曲が日本でリリースされ続け、皆さんに感動してもらえる作品となるよう願っているよ。そして、またすぐにでも日本でパフォーマンスがしたいし、ツアーもやりたい。そしてファンの皆さんにお会いしたいんだ。今、“Candle Light We Burn”の日本版の制作をしているんだ。この曲はキリスト教徒の曲でクリスチャンシンガーが歌う予定だよ。いつもサポートしてくれてありがとう!また皆さんにお会いできるよう祈っているよ!

 

 

Jamaster Aは、2012年に、広東省で最大の音楽授賞式「Guangzhou Golden Song Award”」にて、20,000人の観衆を前に見事なパフォーマンスを成功させ、「Best Chinese Music Producer」に選ばれた過去を持つ。現在、Big RoomとFuture Houseの楽曲制作に特に力を入れ、さらに活躍の場を広げているJamaster Aは、日本のファンに今回のアルバムをシェアできることを大変喜んでいる。アジアンテイストのアップリフティング・トランスを是非多くの日本人の皆さんに楽しんで頂くとともに、Jamaster Aにも引き続き注目して頂ければ幸いだ。

 

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