デビューからたった2年でTomorrowlandのトリを飾った、エストニア出身のDJ/プロデューサー・Madison Mars。昨年の12月には、TDME期間中に開催された世界最高峰イベント「Spinnin' Session」で来日を果たし、多くの日本人の記憶に残るエキサイティングなパフォーマンスを披露してくれた。過去にはBeat Serviceという名義で、トランスシーンで存在感を増していたが、2015年にMadison Marsに名を変え、DJ MAG TOP 100 DJs 2017で11位に輝いたDon Diabloのレーベル・Hexagonからデビューを飾った。そんな2018年も多くの注目を集めるMadison Marsに楽曲や昨年のSpinnin' Sessionのことなどを訊いてみた。

  

Q1. 新曲について教えて下さい。またその曲は何にインスパイアされましたか?

この曲をTiestoのレーベルMusical Freedomからリリースすることが出来たことを本当に光栄に思うよ。この曲ができた経緯を話すには2017年の夏、”Atom”というトラックを制作した時まで遡る必要がある。僕は普段から、同じサウンドを他のトラックに使用することを好まないんだけれど、この”atom”というトラックがシーンに与えた影響や、業界の重鎮たちからの評価を考えた時、この曲を昇華させた何かを創る必要があると感じ、挑戦を始めたんだ。ナイスな雰囲気を生むサウンドに、動きを最小限に抑えた女性ボーカルを足したこと。また9種類のベースラインをいかにシンプルかつ効果的に主旋律を際立たせられるサウンドにするかという点に注力したね。とてもタフな作業だったよ。だから、この”Magneto”が得た皆さんからの評価が本当に嬉しいよ。

 

 

Q2. 昨年の日本でのSpinnin’ Sessionはどうでしたか?

最高だったね。正直、僕は日本へ行ったことがなかったから何が起きるか全く予想できなかったんだ。 だけれども僕のこれまでの人生の中で最高の時を過ごせたんじゃないかな。たくさんの日本のファンの皆さんと出会い、数えきれないほど写真を撮り、僕の全てのエナジーをパフォーマンスにそそぐことが出来た。ぼくは自身の作品をプレイする時のオーディエンスの反応を見るのが最高の喜びなんだけど、あれは僕のこれまでのショーの中でベストなものだったよ。また日本に戻れる日が来ることを楽しみにしているよ!

 

 

 

Q3. 2018年の抱負を教えてください。

常に高みを目指し、2018年はこれまでとは比べ物にならないくらい高いクオリティの作品を皆さんにお届けしたいと思っているよ。もっと、ヴォーカルの協調された曲、クラブで映える曲、ラジオエディット等、たくさんの曲に挑戦するんだ。皆さんが、僕の楽曲を聴くたびに驚いてもらえるような曲を制作するアイデアが今たくさんあるんだ。そして、もっとたくさんの場所で、多くのファンの人との出会いを大切にし、パフォーマンスができるようになりたいと思っているよ。

 

Q4. 最近のライブセットの中で必ずプレイする曲を教えてください。

DJ setの場合、自身の曲を必ずかけるよ。特に”Milky Way”、”Atom”、”Magneto”などは欠かせないね。もちろん他の曲もかけるけど、この3曲は特別なんだ。自身の作品以外だと、Mike Williams x Brooks – ‘Jetlag’と、Don Diablo – ‘Momentum’だね。

 

 

 

 

Q5.DJ MAG TOP 100 Clubs に向け、おすすめのクラブを教えてください。

たくさんあるよね。けど僕にとってのベストクラブはドイツのケルンにある”Bootshaus club”だよ。ここのクラウドは本当にいい意味でクレイジーでエネルギッシュなんだ。最先端の照明技術とサウンドシステムもこのクラブの強みだよ!

 

Q6. 日本のファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。

たくさんの国を旅してきたけど、日本は思い出深く、アメイジングな国の一つだよ。僕のファンの中でも日本のファンの皆さんは最高で、早くまた日本に戻り、もっと日本の文化、美しさを発見したいな!Arigatou !

 

 

Hexagonを中心にSpinnin'やEnhanced、Musical Freedomなどの世界的人気レーベルから次々とエキサイティングな楽曲をリリースし続けるMadison Mars。昨年リリースした"Atom"は、DJ MAG TOP 100 DJs 2017で1位を獲得したMartin Garrixが、Ultra EuropeやTomorrowlandでプレイしたことで大きな話題となり、「Madison Mars」という名を一気に世界に広げることに成功した。トランスからフューチャーハウスへ転身し、新たなサウンドを創り続けるMadison Marsから2018年も目が離せない。

 

BACK TO TOP