Abletonが、Liveの新バージョン 10.1を正式リリース。今回の大幅な無料アップデートにより、新しいツールと機能が追加され、音作りからトラックの編集とファイナライズ作業にいたるまで、ミュージシャンの制作プロセスをさらにサポートすることが可能となった。

 

 

今回追加されたポイントは以下の通りだ。

 

・ユーザーウェーブテーブル:Wavetableのオシレーター部の機能が拡張し、ユーザー自身のウェーブテーブルやあらゆるサンプルをライブラリからに取り込めるようになった。

・Channel EQ:さまざまな音声素材に合わせて周波数曲線とゲインレンジを柔軟に変えられるシンプルなEQが搭載された。 EQの設定によってフィルターの形状が変化することで、音楽に適したサウンドを常に提供する。

・Delay:Simple DelayとPing Pong Delayを組み合わせ、各種機能に改良を加えた新エフェクトデバイス「Delay」が搭載された。 ピンポン効果の挙動のほか、Jump、Fade-In、Pitchなどの設定がすべてフロントパネルで行える。

・オートメーションの新機能:オートメーションの形状を選ぶパレットが搭載された。ストレッチや傾斜の適用や、数字キーを使った値の入力も可能になるほか、 セッションビューでクリップのモジュレーション設定にアクセスしやすくなる。 曲線に近いオートメーションは、“C”や“S”の形へ可能なかぎり簡素化できるようになり、オートメーションの編集が行いやすくなった。

・ズームと画面表示の操作性向上:詳細ビューと編集画面全体の切り替えを効率的なショートカットキーですばやく行えるようになった。指先のピンチ操作でズームも可能になるほか(対応コンピュータに限る)、アレンジメント・オーバービューの表示サイズの変更も可能になる。

 

Live 10.1の全変更点については、リリースノートで確認可能だ。

 

 

BACK TO TOP