MASANORI MORITANOBORU ABEによるダンスミュージックユニット「STUDIO APARTMENT」から6年半ぶりの新曲「Shoulder」がリリースされることが発表された。 

2000年代の日本で巻き起こった空前のハウスムーブメントの象徴的存在であり、その後も世界最大級の音楽配信 サービスBeatportでディープハウス部門の年間ランキング1位を獲得するなど数々の賞を受賞。日本だけでな く、ダンス大国オランダやスペインのイビサ島などでも活躍してきたSTUDIO APARTMENT。

そんな彼らが、“チームアジア”をキーワードに、アジアンカルチャープロジェクトレーベル「N.E.O.N」を立ち上げ、本リリースから、30ヶ月連続リリースも決定している。

 

  

STUDIO APARTMENTは、これまでに9枚のオリジナルアルバム、11枚のミックスCDをリリース。

音楽配信サービスBeatportでは、“I’m in love feat Ron Carroll”が「2008年 DEEP HOUSE 部門年間総合チャート1位」、「2009年 BEST DEEP HOUSE TRACK」を受賞。

また、オランダ・アムステルダムで開催される世界最大のカンファレンス「ADE」に5年連続で出演するほか、マイアミの「Winter Music Conference(WMC)」、ダンスミュージックの聖地スペイン・イビサでも名門PACHA IbizaやPrivilege Ibizaでプレイ。

これまで数多くのアーティストへの楽曲提供やリミックス、コラボレーションを行い、なかでもキマグレンの“LIFE”のリミックスはauのCMソングとなり、リミックスとしては異例の200万ダウンロード越えを記録している。

  

HP: https://www.studioapartment.jp

 

 

 

今回、Shoulderのリリースを記念し、、彼らが過去に発表したアルバムの中から「WORLD LINE」,「PEOPLE TO PEOPLE」, 「FOR HER FOR HIM FOR YOU」,「2010」の4枚のアルバム収録曲を、N.E.O.NのYouTubeチャンネルと、 MASANORI MORITA(MASANORI MORITA)のSoundcloudで期間限定無料配信するとのことだ。(近日公開)

 

 

 

そんな楽曲リリースで注目を集めるSTUDIO APARTMENTが、DJ MAG JAPAN独占インタビューに応えてくれた。

 

Q1. 新曲「Shoulder」のリリースおめでとうございます。「STUDIO APARTMENT」としては6年半ぶりとなる新曲ですが、現在どんな心境ですか?また、この曲はどんなイメージで作られたのでしょうか? 

ありがとうございます。

2012年ぐらいからのEDMブームの影響や、CDセールスの激減化により、日本を拠点に活動しているダンスミュージック系のアーティストはリリースすらことが難しい状況が続いていたのですが、昨年あたりからヨーロッパでハウスミュージックのムーブメントが大きくなりだし、STUDIO APARTMENTとしてもリリースをしていかなければと考えていたところでしたので、今回こういう形でリリースすることができることになり大変嬉しく思います。

「Shoulder」に関してですが、これまでのスタアパらしい哀愁さを保ちつつ、この6年間で得た経験を反映させた新生STUDIO APARTMENTを表現できればという気持ちで制作を行いました。

 

Q2. 今回のリリースは、アジア発のコンテンツを世界へと発信することを目的に発足したカルチャープロジェクトレーベル「N.E.O.N」からリリースされましたが、どのような背景からこのプロジェクトがスタートしたのでしょうか? 

日本から世界へという在り来たりなコンセプトではなく、アジア各国と音楽を中心に交流を行い、それぞれの国でファンやコミュニティを作り、「チームアジア」として音楽だけでなくアジアンコンテンツを世界へ発信して行くというコンセプトに共感を得て、今回我々STUDIO APARTMENTも参加させて頂くことになりました。

 

Q3. 「ADE」に5年連続で出演や、Winter Music Conference、PACHA Ibiza、Privilege Ibizaなどでもプレイをし、世界で活躍しているSTUDIO APARTMENTから見て、現在の日本のダンスミュージックシーンはどのように映っていますか?

ダンスミュージックのマーケットとして考えた場合、これだけインターネットが普及した現在でもヨーロッパのシーンと比べると日本は2年ほど流行が遅れています。

良くも悪くも日本はJ-POPという日本でしか評価されづらい音楽が、日本の音楽産業の大半を占めてしまっているため、なかなかダンスミュージックに対してレコード会社も投資をすることが難しい状況です。

ただ、クラブが合法化したことやカジノができることによって、日本のナイトマーケットが変化しつつありますので、ダンスミュージックシーンにとってもそれが一つの大きな分岐点になってくると感じています。

あとはダンスミュージックをリリースできる環境を作っていかなければいけません。「N.E.O.N」がやろうとしてることも一つのキッカケだと思います。

 

Q4. 日本のダンスミュージックシーンが、世界のスタンダードに追いつくために、ずばり何が必要だと感じていますか?

正直必要なものが沢山ありすぎて、どう答えて良いのか難しいところではありますが、もっとDJや業界関係が世界のシーンを体感することが大事だと思います。

1流を知らないものに1流は作れないですからね。

それはクラブ単体だけの話ではなく環境や音作りなどを含めですね。

日本とは全く別の世界が存在するので。

 

Q5. 最後にファンの皆さんへ一言お願いいたします!

ここ数年、楽曲提供ばかりでオリジナル曲のリリースから少し遠のいてしまいましたが、今年からはコンスタントにリリースを重ねていきますので、引き続きサポート頂けたらと嬉しいです。宜しくお願い致します。

 

 

さらに、リリース後の5月18日(土)には、渋谷のWOMBにて ”FACT” や “BLACK ON IT” でレジデントDJ務めるSTUDIO APARTMENTのMASANORI MORITAと、ベルリンの主要レーベル「Get Physical」のメンバーであり世界的人気プロデューサー/DJである “M.A.N.D.Y.” をヘッドライナーとし、「N.E.O.N presents STUDIO APARTMENT ”Shoulder” Release Party」の開催も決定している。

 

Party Information

2019.05.18.SAT 23:00 START

DOOR 3,500YEN / FLYER & MEMBER 3,000YEN

N.E.O.N “Spotify” Account Follow Discount 1,000YEN OFF!

 

詳細は、こちら:http://www.womb.co.jp/event/2019/05/18/n-e-o-n/

 

 

 

「N.E.O.N」はレーベル、マネジメント、プロダクション、プロモーター、その他様々な機能を備え、アーティストの発掘・育成、すでに開催されている各種イベント、パーティーの主宰や制作などその活動は多岐に渡る。

主軸となる音楽レーベル業務において、“BLACK”と“YELLOW”の2つのカラーのもと様々なサウンドを展開していく。

“BLACK”は、現行ダンスミュージックシーンにおいてメインストリームとなっているメロディックなハウスやテクノ、そしてテックハウスやディープハウスにフォーカス。

一方、“YELLOW”は、すでにスペインのイビサ島などでは大きな盛り上がりをみせ、ヨーロッパでは再ブレイク間近と叫ばれるソウルフルなハウスやディスコハウス、そしてテクノ、ポップスなど幅広くリリースしていくという。

“BLACK”にはKAISER PENGUIN、DJ OCHAZUKE、“YELLOW”にはSTUDIO APARTMENTが所属しているカルチャープロジェクトレーベルだ。

 

N.E.O.N オフィシャルWEB : https://neonrec.com/

 

 

STUDIO APARTMENT - Shoulder

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