フランス出身で、マイアミを拠点に活躍するアーティスト・Cedric Gervais。その実力・人気は世界トップレベルで、ラナ・デル・レイの“Summertime Sadness(Remix)”で、第56回グラミー賞 “Best Remixed Recording”を受賞したほどだ。UltraやCoachellaなどのビッグフェスやクラブでパフォーマンスするだけではなく、2015年に来日を果たしているCedric Gervais にDJ MAG JAPAN独占インタビューを実施した。

 

Q1. 最新リリースに関して質問させて頂きます。何にインスパイアされてこの曲を書いたのですか? 

スタジオで古いレコードをあさっていて、これを見つけたんだ。それで、ロンドンにいる知り合いにサンプルを作り直してもらって、そこから自分でいじりながら完成させたよ。夏にぴったりの曲だね!

 

 

Q2. 今までのトラックと比べて、この新曲はどのような作品ですか?

まず、基本的には僕はサンプルをすることが少ないから、そういった面では特別だし、元のレコードが素晴らしい作品であることだね。古い音源を最新のトレンドに上手くフィットさせることができて、みんなの反応もすでにいいよ。

 

Q3. 自分の今のセットで欠かせないトラック一つか二つ教えてください。

3つ言ってもいいかな?ここ2ヶ月は、”Do It Tonight”は必ずプレーしていて、みんなの反応も最高だよ。とても満足している。あと、D.O.D - Glowも調子いいね。最近一緒に作業することがあって、彼のことを才能の塊というべきだね。彼のトラックは、これ以外もオススメだよ。3つ目は、Fisher - Burnin’ Upだね。これは、文字通りFIREだよ。彼のトラックもD.O.D同様で、みんなを火につけるほどアツいね!

 

 

Q4. 日本の第一印象を教えてください。自分の予想とは、どういう違いがありましたか?

日本は、いい意味でやること、見るものが多すぎたよ。ここに住んでいる人たちは、こんなにやることがあって、飽きないんだろうね。食事は、もちろん今までで食べたことない絶品ばかりだったよ。神戸牛を食べさせてもらったんだけど、あれを食べたら今後もうステーキは食べれないよね(笑)

あと、寿司はやっぱり抜群だったよ。雑居ビルが立ち並ぶ中にある公園で休憩してたんだけど、とても不思議な感じがしたよ。自然があるけど、周りを見たらビルだらけなんだ。街を歩く人たちのファッションも独特で。異文化という意味でとても楽しかったよ。また早く戻りたいね。

 

 

Q5. 今後の予定を教えてください。

もちろん! この新曲 “Do It Tonight” を自分のレーベル Delecta からリリースして、これをフォローするトラックが、”Everything is Clear” で、もうすぐリリースされるよ。Superorganism - Everybody Wants To Be Famous のリミックスが7月にリリースされる。あと、まだどこのレーベルかは言えないけど、新しく契約を結ぶことが確定しているよ。最近は、UKのプロデューサー D.O.Dと作業をすることが多いのと、LAのシンガーとも同時並行で作業しているね。これの仕上がりは、とても楽しみだよ。自分でも、今後どのような音源をプロデュースするのかが、楽しみだね(笑)

 

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

早くまたみんなに会って、一緒にパーティーしたいよ。”ありがとうございました”。

 

 

ハウスDJとして世界中からオファーが絶えないCedric Gervais。一流になるために彼は違法であったが、14歳の時からサントロペのクラブでプレイしていた。幼い頃から音楽を磨き続けてきたからこそ、グラミー賞という栄冠を手にしたに違いない。まだまだ進化し続けるCedric Gervaisから今後も目が離せない。

 

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