世界をリードし続けるトップアーティストDavid GuettaやAvicii、Danny Ávila、 Morgan Page、R3habなどにサポートされているDr. Shiver。そんなDr. Shiverが今回、日本でも御馴染みのNicky Romeroのレーベル「Protocol Recordings」からデビューシングルをリリースしたとの連絡が入った。リリース前にTomorrowlandでまわされたこの楽曲は、残りわずかとなった2017年を代表する1曲になるに違いない。そんなノリに乗っているDr. ShiverにDJ MAG JAPANが独占インタビューを実施、新曲や2017年の夏を振り返ってもらった。

 

Q1. 最新のリリースに関して詳しくお伺いさせてください。何にインスパイアされてプロデュースされたトラックですか?

今僕が一番自慢したいのは、Protocolからリリースしたこのトラックだよ。このトラックは、ミュージシャン、プロデューサー、エンジニアとしての僕を象徴するトラックなんだ。もともとこの”Something”は、ヴォーカル無しのトラックとして作成したんだけど、Protocolのチームに聞かせたところヴォーカルを入れるとより素晴らしいトラックになると言われたんだ。だから、ノルウェーのオスローで活動しているKaziのヴォーカルを載せてこの”Something”が、完成したんだよ。

 

 

Q2. 今年の夏はいかがでしたか?

よかったね!今年は、スタジオに入り多くのトラックを作り上げたよ。近々、自分のレーベルArt&Music Recordingから弟分のDavid Allenとコラボした、クラブに丁度いい特別なトラックを、さらに仲のいいSolberiumとのコラボトラックをリリースするんだ。もうすぐ僕のSNSで曲名を発表するからみんなチェックしてね。あと、Tomorrowlandにも参戦できたからそれは、本当に最高だったよ。

 

Q3. 今注目している、影響されているDJ/Producerはいますか?

ピアニストの僕としては、よく他のミュージシャンやシンガーさんに影響されるよ。特に決まりとかはないんだ。だから、いいって思った音楽はジャンル関係なく影響されるね。Ray CharlesやBB King、Stevie Wonder、Alicia Keys、James Brown、Keith Jarrett、Michael Jackson、Dire Straits、AC/DC、Queen、Doors、Hans Zimmerとかは、特に好きなアーティストだね。僕が影響されているアーティスト、ミュージシャンは、キリなく挙げられるよ(笑)

 

 

Q4. 自分のセットで必ず流すトラックを一つか二つ教えてください。

正直、大好きなトラックが多すぎるからその瞬間や観客にインスパイアされてトラックを選んでいるよ。無意識で同じトラックを違うギグで回すこともあるし、その場の雰囲気や自分のムードで左右されるね。

 

Q5. これまでのキャリアにおいて一番の出来事や分岐点、重要なポイントを教えてください。

いくつかあるよ。例えば、Pharrell WilliamsやLouie Vegaとスタジオで作業できたことは、誇りに思っているし、今年の夏にTomorrowlandでプレーできたのも最高だったよ。Candi Statonの”You Got The Love”のオフィシャルリミックスを1986年のオリジナルヴォーカルでできたことも光栄だよ。あと、イギリスのポップチャートでTop5に入れたのもキャリアにとって重要な出来事だね。世界的に有名なDJ/Producerからサポートされているということは、「僕がやっていることは正しい」という意味で捉えられるからる気が出るよ。

 

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

世界の反対側にいる人々も僕の音楽を聴いてくれて、サポートしてくれていることを聞くととても感謝しているしそんなみんなが大好きだよ!

 

Dr. Shiverの実力は、確実に各方面から支持されるようになってきており、前回リリースした「You Got The Love」は、Tomorrowworld 2015のサウンドトラックに選ばれ、多くの反響を呼んだ。イタリアのミラノで生まれ育った Dr. Shiverが今回Protocol Recordingsからデビューすることとなり、今後の活躍がさらに楽しみである。Dr. Shiverが次にどんな音楽を私たちに届けてくれるのか、日本からその一挙手一投足に注目したい。

 

BACK TO TOP