2017年9月16日(土)、17日(日)、18日(月)の3日間かけて開催されたのが、TOKYO ODAIBA ULTRA PARKで行われた今年で4度目となる都市型ダンスミュージックフェスティバル「ULTRA JAPAN 2017」だ。

 

今年で4度目となる都市型ダンスミュージックフェスティバル ULTRA JAPAN 2017は、前年度と比べさらにパワーアップ。昨年までは、常に勢いが止まらない ”MAIN STAGE”、アンダーグランドカルチャーを表現する場 ”RESISTANCE STAGE”、それらをサポートする ”ULTRA PARK STAGE” のみであったが、今年からは ”LIVE STAGE” が新設され多くの人々からも注目された。タイムテーブルは公式ウェブサイトで確認できる。

 

ULTRA JAPAN 2017では、日本でも大人気を誇るアーティスト達が勢揃い。MAIN STAGEでは、トロピカルハウスシーンを世に広めたKYGOやSam Feldt、常に最先端な「ダッチサウンド」で会場を盛り上げるオランダ勢のHardwellやTiesto、Nicky Romero、インパクトのある演出を行ったSteve Angelloや初日のヘッドライナーとしてクロージングしたAlesso。RESISTANCE STAGEでは、テクノ界で世界的に有名なアメリカのDJ/Producer Seth Troxlerが、日本でも徐々に拡大していっているアングラシーンを好む人々に向けクロージング。LIVE STAGEでは、Porter RobinsonやEmpire of the Sunといった日本でもお馴染みのトップアーティストたちが、ULTRA JAPAN 2017の最高なスタートを演出した。

 

 

2日目は、悪天候ながらも多くの人々がTOKYO ODAIBA ULTRA PARKへと足を運んだ。予報されていた通り17日は、台風の影響もあり早い時間帯から雨が降り始めた。MAIN STAGEで、雨の中みんなを踊り続けさせたSlushiiや勢いが止まらないKnife Party、会場の空気をしっかりと読み取り、雨の中みんなを踊り狂わせたダンスミュージックの王子Hardwell、”Closer”で日本中の人々を虜にしたThe Chainsmokersなど、みんな台風を無視して最高に盛り上がった。盛り上がったのは、MAIN STAGEのみならずRESISTANCE STAGE、LIVE STAGE、ULTRA PARK STAGEも負けずと悔いが残らないように各自別々のステージで興奮の渦を巻き起こした。

 

 

最終日は、台風も去り驚くほどの快晴で、多くの人々がULTRA JAPAN 2017を最大限に楽しもうと家を出たのではないだろうか。ラインアップを見てもMAIN STAGEには、日本で大人気のトロピカルハウスシーンの貴公子KYGOや日系アメリカ人でセット中にも構わず観客にケーキを投げるクレイジーなSteve Aoki、オランダのレジェンドでダンスミュージック業界を牽引してきたTiesto。RESISTANCE STAGEでは、ダンスミュージックのパイオニアの一人でもあるCarl CoxのクロージングやLIVE STAGEでは、今回イギリスから初参戦したUnderworldでULTRA JAPAN 2017の幕を閉じた。

 

音楽のみならず今回のフェスには、入り口付近に「オニツカタイガー」とアーティストがコラボした作品の展示、その場で体験できるライブペインティング、台湾発かき氷店「アイスモンスター」などが初出店。アート、飲食、音楽といった面でも新たな文化への発展をも見られた都市型ダンスミュージックフェスティバルになったのではないだろうか。 ULTRA JAPAN 2018が、待ち遠しい人々は少なくないはずだ。今回で新たに好きになったDJ/Producer、アーティスト、ジャンルなどをより深掘りすることで、日本のダンスミュージック業界もより拡大していくのではないだろうか。来年は、どのアーティストが来日するのか既に楽しみだ。

 

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