カナダ出身のEDMデュオParis & Simoは、次世代アーティストとしてアメリカ・ヨーロッパを中心に人気沸騰中の2人組だ。「Electric Daisy Carnival」の新人発掘プログラムで優勝して以来、Paris & Simoの2人が残して来ている業績はどれも素晴らしいものばかりである。2014年にはダンスミュージックシーンのパイオニアであるDavid Guettaとともにツアーを周り、多くのオーディエンスに感動を届けてきた。そんな注目度No.1アーティストに今回DJ MAG JAPANが独占インタビューを実施した。

 

Q1. 最新のリリースに関して詳しく教えてください。何にインスパイアされて完成したトラックですか?

最新のリリース”Come As You Are”は、僕らにとって、とても特別なトラックなんだ。実はこのトラックの作成にあたり、長い間スタジオに入っていたんだけど、なかなか上手くいかず、スランプに陥っていた時期もあったんだ。それでも最大限の力を発揮して、そのスランプ中に完成させたのが、”Evermore”で、この後から少しづつクリエイティブなアイディアが出るようになって来て、今回の”Come As You Are”に繋がったよ。

このスランプは苦しかったけど、前と比べてプロダクション面で成長した感じもするよ。より質の良いものをみんなに届けられる気分だね。人生には、このような苦を経験する時期もあれば絶好調の時もあるからそれらが僕らを成長させてくれて、成功へと導いてくれると信じているよ。それと今回のヴォーカルを務めてくれたKaren Hardingにも感謝したいよ。彼女は、とても才能に溢れているシンガーソングライターだよ!

 

 

 

Q2. 今年のサマーシーズンはいかがでしたか?

今年の夏はとても良かったよ。マレーシアやインドなど行ったことのない地に行ってショーをやったし、とても面白い人々、新しい仲間も増え、新たな場所を探索できたよ。それと僕らの地元モントリオールにも戻ってショーができたから良かったよ。家族や友達にも会えたしね。

 

Q3. 今注目しているアーティストはいますか?

それは、Skrillexだね。彼は、長年素晴らしい音楽をリリースし続けているからね。彼は、僕らにとってのインスピレーションでありプロダクション面では、常に新たなことにチャレンジして素晴らしい作品を世に送り出しているから尊敬する一人だね。

 

 

Q4. 年内にコラボしてみたいアーティストはいますか?

数え切れないほどいるけど、機会があればAxwellとはコラボしてみたいよ。彼は、僕らがこのキャリアを始めるきっかけにもなった存在でもあるし、僕らのスキルを合わせると最高の音楽が出来る気がするよ。

 

Q5. 2人のキャリアにおいて成長を実感できた特別な出来事を教えてください。

それは、Tiestoの”Work Hard, Play Hard”のリミックスコンテストで勝った時だね。これにより僕らは世間から注目されるようになったよ。「時の人」になってとても興奮していたし、そこから僕らもより必死になって楽曲を作り続けると、リースされるトラックの評価が自然と高くなっていったんだ。この時期にHardwellのRevealed Recordingsから”Monk”と”Nova”をリリースしたんだ。

 

Q6. 日本のファンへメッセージをお願いします。

日本は常に僕らにとって特別な場所なんだ。それは、もしかしたらドラゴンボールやゴースト・イン・ザ・シェルの漫画やポケモンのゲームをやりながら育ってきたからかな。日本のアートは、常に世界トップクラスのものとしてみているし、その文化をとても尊敬しているよ。今でも、東京と名古屋でやったショーは、お気に入りの1つだし、早くまたみんなに会いたいね!日本の文化に触れることで多くのインスピレーションを受けたし、アートに溢れている場所だと本当に思うよ。僕らは、これからのアーティストだから、みんなにもっと応援してもらえるように頑張りたいし、みんなを常に驚かせ、インスパイアされる存在になるから今後も注目してね!

 

 

ダンスミュージックシーンの大御所・Tiestoの“Work Hard Play Hard”のリミックスコンテストで優勝、Hardwellのレーベル「Revealed Recordings」と契約など、DJをやっている人なら誰もが憧れることを次々に行っており、その勢いは今なお止まることを知らぬ状態だ。まだ20代前半ということもあり、これからのプロジェクトにも多くの注目が集まっているこのParis & Simoに、ぜひ日本の皆さんも注目して頂きたい。そして、再び日本に来る日を心から楽しみにしている。

 

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