今日までにFrancesco Diazがリリースした名曲は数え切れない。「Morphine」や「Crash」、 「1998」、「Into The Night」、「Perfect Moment」など、どの楽曲もBeatportのダウンロードチャートで上位を獲得してきた。シングルのみならず、アルバムでもその都度話題を呼ぶFrancesco Diaz、そして世界のトップDJたちとのコラボでもニュースサイトを騒がせるFrancesco Diaz、そんないくつもの顔を持ち、世界中から支持される彼に今回DJ MAG JAPANが独占インタビューを実施した。 

 

Q1. 新しくリリースされた“Turkish Bazar”を聴かせていただきました。このトラックに関して詳しくお伺いしてもよろしいですか?

日本の人々がすでに新リリースを聴いてくれて嬉しいよ笑

オリジナルのTurkish Bazarは、1995年にリリースされたもので世界的に大ヒットしたトラックなんだ。当時有名だったテクノのプロデューサーでEmmanuel Topがいたんだけど、彼が書いてくれたんだ。これは、元のトラックを更新した感じかな。新しいサウンドとかを入れたり、色々といじってできたトラックだね。これは、クラブ用のトラックになるかな。

 

 

Q2. 2017年の調子はいかがですか?

2017年は、調子がいいよ。ありがたいことに家族とペットの猫も健康で、すでにスーパークールな会場でショーも行っているよ。

 

Q3. 今までのアーティストとしてのキャリアにおいて一番の分岐点や出来事を教えてください。

それは、2006年にリリースした"Ibiza"だね。このトラックでDJとしてのキャリアが変わり、大型フェスやギグも入り込むようになったんだ。その他だと、BeatportでNo.1を獲得したスウェーデンのJohn Dahlbackとコラボした"Morphine (Can't Slow Down)"だね。

 

 

Q4. 今までのリリースで一番のお気に入りを教えてください。何にインスパイアされて完成したトラックですか?

基本全て好きなトラックだから、これは簡単に答えられる質問じゃないね。その中でも特に気に入っているのは、Eddie Thoneick とCozi とコラボした"Perfect Moment"かな。インストラメンタルで聴いても最高のサウンドだし、Coziの歌声が未だに大好きだよ。

 

 

Q5. 自分のセットで必ず入れるトラック1つか2つ教えてください。

Flamingo Recordingsからリリースした"Arabian Nights"は、絶対だね。僕のJay Frogで手がけている新たなプロジェクトでMarco VのレーベルIn Chargeからリリースされる"What Time Is Love"も最高だね。なんでかって?この2つを客の前で流したら理由がすぐに分かるよ。

 

 

Q6. 日本のファンの方々が驚くようなことを教えてください。

そうだね~、これでみんなを驚かせるかもね!

僕は、ファッションデザイナーとして勉強していて、常にIssey MiyakeやYohji Yamamotoには常にインスパイアされていたよ。服を買うときは、彼らのルックを未だに取り入れるね。

 

Q7. 2017年上半期残りの予定を教えてください。

まさに、今日20周年記念で “20 Years Anniversary, Back To Ibiza”がリリースされるんだ。これは、Houseのクラシックなトラックを20曲、僕のチョイスで選択されたのが入っているCDとデジタルコンピレーションなんだ。このリリースには、ヨーロッパの海辺を回るツアーも組まれているから、楽しんでくるよ。

 

Q8. 日本のファンの方々にメッセージをお願いします。

僕が日本に一番近づいたのは、北海道から1,250km離れているロシアのウラジオストクだね。日本は、バケーション地の候補として常にトップ3に入っているけどね。だから、日本にDJとしていブッキングしてくれないなら、観光客としていくよ。絶対…笑インタビューしてくれてありがとう、日本に乾杯。 

 

 

Francesco Diazが成し遂げてきた業績を理解したければ、そのリリース数、プロジェクト数を見れば一目瞭然だ。しかしながら今なおその向上心は衰えることを知らず、新たなアイディアを生み出すために最近バルセロナに移り住み、努力を続けている。そのため世界のダンスミュージックシーンがFrancesco Diazの一挙手一投足に注目しており、2017年もまだまだエキサイティングなアクションをするに違いないと期待されている。そんなFrancesco Diazに今後も大注目だ。

 

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